ボディコンテストと言っても、カテゴリーはさまざま。女子フィジークやビキニやモノキニといった他団体でも歴史の長いものもあれば、近年ではレギンスやタイトドレスなど、肌の露出面積が少なく初心者でも出場しやすいコンテストが各団体で続々と誕生。6/17(土)に大阪・ドーンセンターにて開催された「筋肉祭」で行なわれた「ドレスモデル」も、まさにその一つだ。
「今年で大会3年目、SUMMER STYLE AWARD(サマスタ)でドレスは去年から出場していますが初めて優勝をいただけて率直に嬉しいです」と話すのは大西麻由。昨年はサマスタを中心に、モノキニを着用するビューティーフィットネスモデルからドレスやレギンスまで、さまざまなカテゴリーに1年で12大会に出場。SNSでは「常夏ねぇさん」の名で注目を集めている。
「今日が筋肉祭で、明日は同じく大阪で行なわれるJ-CLASSICにも出場します。体づくりとしては、昨年の大会後のフィードバックを受けてお尻も含めたボディラインや、背中のVシェイプづくりを意識して取り組んできました。周りからも『大きくなったね』と言われることも増え、その成果が出せたのかなと思います」
この「筋肉祭」は、サマスタ、SUPER BODY CONTEST、J-CLASSICによる業界初の3団体合同コンテスト。それぞれの団体で活動する選手たちが募って賑わいを見せるほか、ステージの演出も普段とはやや異なる仕様に。
「フリーポーズなどは当然事前に準備してきたのですが、この日はいつものサマスタの規定のBGMとは違って洋楽で、よりしっとりな音楽だったんです。実はその場で曲に合わせて振付を変えました(笑)」
想定外の事態にも慌てることなく、夏が近づく季節らしいさわやな黄色ドレスに身を包み、ステージを優雅に舞った大西。ただ、この日はモノキニカテゴリーにもダブルエントリーしたものの、りな、前川紗希といったサマスタのプロ選手には及ばず4位という結果に。さまざまなカテゴリーに出場している彼女だが、このモノキニ(サマスタにおけるビューティーフィットネスモデル)での躍進は今シーズンの目標の一つだ。
「今年は、ビューティーフィットネスモデルでプロライセンスを取りたいと思っています。今日はプロ選手と横に並びましたが、やっぱり『デカいな~』と。筋量をもっとつけられるようにトレーニングを積んで、また次のステージに立ちたいと思います」