今年3月に行なわれた『BreakingDown7.5』でアゴを骨折しプロレスへの長期欠場を続けていた「胸毛ニキ」こと八須拳太郎が、8月13日(日)に行なわれたプロレスイベント『P.P.P. TOKYO~SUMMER NIGHT BEER PARTY~』(東京・新木場1st RING)に登場した。
彼が本イベントで挑んだのは「剛毛チャレンジ☆サマーアドベンチャー2023」という、未知なる相手とさまざまなジャンルで勝負する特別企画だ。次々に登場する相手に八須がどうに立ち向かっていくかに注目が集まった。
注目の第一戦の相手は、なんとあの全日本プロレス所属の宮原健斗! ではなく、彼をオマージュしたキャラクター「宮原検討中(中身はプロレスモノマネでおなじみの岩ちゃん)」だった。
八須と宮原が挑んだのは「スイカ早食い対決」。大きく切り分けられたスイカをどちらが早く食べきれるかという、プロレスとはかけ離れた試合内容となったが、アゴの負傷を感じさせない豪快な食べっぷりを披露した八須がこの勝負を制した。
続く第二戦は「ボディビルポージング対決」。この一戦で八須と対戦すべく登場したのは、スターダムに所属する飯田沙耶! ではなく、彼女のイメージカラーでもある緑色のコスチュームに身を包んだオマージュキャラ「いいだしっぺ沙耶」。このオマージュも、第一戦と同じく岩ちゃんが務めた。
この闘いは、なかやまきんに君がネタを披露する際に使用するBon Joviの「It’s My Life」に合わせ、いかにカッコイイポージングを決められるかを競うという内容となった。音楽がスタートするとふたりはさまざまなポージングを見よう見まねで披露。初心者といえど、しっかり鍛え上げられた体による勝負は見ごたえのあるものとなった。八須は最終的にはポージングに留まらず、コーナーによじ登り雄叫びを上げながら自慢の肉体を披露した。
約30秒ほどのポージング審査が終了し、いよいよ判定へ。判定するのはP.P.P. GIRLSのくりりんとRINKOのふたり。気になる結果は「清潔感がない」というポージングとはまったく関係のない理由で両者失格。くりりんとRINKOは失格した二人に特大ハリセンをお見舞いし、勝負は幕を閉じた。
試合は出来ずともエンタメ性抜群の内容で会場を大いに盛り上げた八須は、試合後マイクを握り「『BreakingDown7.5』でアゴを骨折し欠場しておりましたが、9月21日(木)のP.P.P.新宿FACE大会で復帰いたします!」とプロレスへの復帰を宣言。全試合終了後には、三富総師が八須の復帰を正式に発表し、会場は大いに盛り上がった。
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