SASUKEナンバーワン女子・大嶋あやの、「ひとつのことをやり抜く美徳」に反したコンプレックスを語る




日本の未来を担うかもしれない、美筋女子たちの素顔に迫る動画コンテンツ『美筋女子TIME』。今回のゲストはスピードクライミング選手・キッズパーソナルトレーナーとして活躍する大嶋あやのさんです。

【トーク動画】大嶋さんの「人生の壁を超える」ための思考法|“クライマーあるある”や奇抜な私生活も告白

彼女の原点はTBS系列の人気番組『SASUKE』であり、大きな壁である1stステージを女子選手史上2人目に制覇。SASUKE史上ナンバーワン女子選手との呼び声高い存在です。

そんな大嶋さんですが、SASUKEの道に本格的に踏み入れるまでには、新体操、ソフトボール、バレーボールなどさまざまなスポーツを経験してきました。しかし、その多才さゆえにコンプレックスを感じることもあったと振り返ります。

「いろいろなスポーツをやってきたことに対して、今までは『やり切ってないで逃げた』って思ってたんですよ。昔からある日本の雰囲気って、ひとつのことをやり抜く、突き詰めるっていうのが美徳だったじゃないですか」

継続こそ正しいと教わってきた中で、いろいろな競技にチャレンジしている自分に劣等感があったという大嶋さん。しかし、現在の自分があるのは過去の積み上げがあったからこそ。今では考え方も変化してきています。

「自分の考え次第だと思いました。自分が逃げたって思えば逃げているし、いろいろなことをやってきてよかったと思えば、それは逃げているうちに入らないと思えるようになりました。クライミングに専念するために信用金庫をやめて、子どもたちに関わったりいろいろな仕事をさせてもらう中で、自分の意見を言葉にして伝える段階で考え方が変わってきました」

ひとつの挑戦が新たな目標を見つけるきっかけになることもあります。海外版SASUKE『Ninja Warrior(ニンジャウォーリアー)』へのチャレンジを通じて、「日の丸をつけて世界で戦いたい」という思いが芽生えました。そこからスピードクライミングへの挑戦を決意し、今も大嶋さんは夢に向かって日々トライを重ねているのです。

「やり続けるっていうか、やめない。スピードクライミングをやめても全然いいんだけど、自分のなりたいものに対してアクションを起こし続けることはやめないでいたいなと思います」

大事なのは人生を通して挑戦を継続すること。大嶋さんはコンプレックスを乗り越え、今日も目指す姿に向けて壁と戦う日々を送ります。

【大嶋さんが出演したトーク動画はこちら】

文・森本雄大
写真提供/大嶋あやの