戦績は泥沼の64連敗 激ヨワ女子レスラーが編み出した「試合でケガをしない方法」とは?




試合でケガをしない方法を知っている、と豪語するメガトンに、その方法を聞いてみた。

「そんなのひとつしかないですよ。あっ、これ以上、やられたら痛いな、ケガするかもしれないな、と思ったら迷わずタップアウト(ギブアップ)する。これでだいだい大丈夫ですよ。まぁ、試合にはその時点で負けちゃいますけど。ガハハハ!」

【写真】生粋の愛されキャラ・メガトンがリングで見せる姿

写真提供/マリーゴールド

もはや勝ち負けを超越した存在になっているメガトンだから、許される方法だ。みんながこれをやりはじめたら、どの試合もアッという間に終わってしまうし、そもそもプロレスラーとしてのプライドがそれを許さないだろう。

極悪マネージャー(そんなに悪いことはしない)から、なし崩し的にプロレスラーになったメガトンだけに、お客さんも「おもしろければそれでいい」というスタンスで見守ってくれる。ただ、ここにきて、簡単にギブアップできない状況になってきてしまったのだ。

独自のポジションにいるメガトンは、男子レスラーと対戦することもある。昨年の両国国技館大会では“プロレス王”鈴木みのるとの一騎打ちも実現。そんな流れで組まれた、3.14後楽園ホール大会での黒潮TOKYOジャパン戦。黒潮はメジャー団体・WWEに所属したこともある男子レスラー。彼が保持するインディペンデント・ワールドジュニアヘビー級王座にメガトンが挑戦、という大一番となったが、メガトンはここまで64連敗という泥沼の記録を更新中。誰がどう考えても勝てっこないし、むしろ「あのメガトンがタイトルマッチに!」と、挑戦が実現した時点で観客も満足してしまっていた。

ところが、である。一瞬のスキをついてクルッと丸めこむとまさかのカウント3。初代王者、ザ・グレート・サスケにはじまり錚々たる面々が巻いてきたベルトをメガトンが巻いてしまったのだ!

チャンピオンになった以上、簡単にギブアップはできない。その時点でベルトを持ち去られてしまうのだから。いや、タイトルマッチではない普通の試合でも、簡単に負けると対戦相手か「チャンピオンのくせに負けるのか!」と絡まれる日々が……。

「もちろん練習もしっかりしてますよ! でも、なかなか強くなれない。だって道場で練習していて、ちょっと難しいレベルのことをやろうとすると『あっ、メガトンにはここから先は難しいから参加しなくていいから』って、周りの選手が気を遣って免除してくれるので(苦笑)」

マリーゴールドでは5月3日の東京・錦糸町大会を皮切りに、ゴールデンウイークは連日のように試合が組まれている。九州遠征もあるため、なかなか移動もヘヴィになってくる。そこでメガトンは数十年ぶり(?)にボディーケアをして、コンディションを整えることを決めた(#3に続く)。