YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2024年京都府選手権優勝の名倉樹選手です。
若手の中でも稀有なバランスの良さ
名倉選手は、京都府出身の24歳で次世代のボディビル界を担う期待の若手ビルダーです。2021年京都オープンのメンズフィジークで大会デビューを果たし、2022年にはボディビル初挑戦で京都府選手権と関西ジュニアで準優勝。1年のバルク期間を経て2024年は京都府選手権で念願の優勝、さらには日本ジュニア70kg超級2位という好成績を残しました。
彼の特徴は、丸みと硬さを兼ね備えた強固な肉体美です。胸・肩・腕を中心に筋腹が長く、丸々としたアウトラインを形成しています。背中の厚みも素晴らしく、広背筋、大円筋、僧帽筋が満遍なく発達した文句なしの完成度を誇っています。下半身もカットやサイズは十分であり、弱点と思わしき部位はほとんどないようにすら思います。あえて挙げるとすれば、他部位に比べてカーフ(ふくらはぎ)は少し見劣りするかもしれません。
彼の唯一の課題とも言える仕上がりについては、ややムラのある状態となっており、質感のハードな選手と並んだ時の見栄えは、今後の改善点と言えるでしょう。しかしながら、24歳という年齢にして極めて整ったバランスとサイズを持ち合わせていることは、彼が近い内にスター街道を登ることを暗に示しているように思います。
今回は、名倉樹選手についてお話しさせていただきました。昨年はジャパンオープンに出場した名倉選手。惜しくもTOP12入りは叶いませんでしたが、トップ選手に劣らないバルクを見せていました。さらに進化した彼の今シーズンの活躍が楽しみです。
次回は、ジュラシックカップ狂竜杯に突如として現れた和歌山の怪物についてお話しします。お楽しみに!


