強力な肩腕に異次元のアウトライン! 東京選手権を荒らす注目の若手ビルダー~渡邉怜央【筋肉マニアのビルダー解体筋書】




YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2023年東京クラス別65kg以下級準優勝の渡邉怜央選手です。

【フォト】独特のシルエットを持つ渡邉のボディ

印象の強い骨格と筋肉

渡邉選手の特徴は、取って付けたかのような丸みのある肩腕と驚異的な背中のインパクトです。フロント・サイド・リアと余すことなく筋肉が詰め込まれた三角筋と長い筋腹にこれでもかと積み上げられた上腕のピークは、異次元のアウトラインを生み出しており、ボディビルにおいて如何に肩腕が重要かを思い知らされます。身長に対して胴が短く腕が長いため、より上半身の印象が強くなっていることも彼の独特なシルエットを形成している要因かもしれません。

また、背中も渡邉選手の大きな強みの一つです。盛り上がった僧帽筋上部、巨大な目のような棘下筋、分厚く重たい広背筋。全てが背中の表情を色濃く映し出し、まるで怪異を纏ったかのようなバックポーズが完成しています。特に肩・腕・背中という強みが全開に生かされたバックダブルバイセップスは日本屈指の迫力と言えるでしょう。

元々は、メンズフィジークやクラシックフィジークで活躍していた選手ですが、最近は以前まで弱点だった内転筋や大腿部のサイズも大幅に改善されており、ボディビルダーとして目覚ましい成長を遂げています。ブロック大会以上での優勝経験はないものの、柔らかいポージングや脅威的なアウトラインなど、その完成度は計り知れません。今年は東京選手権を初陣に見据える渡邉選手。日本大会並みの激戦を誇る同大会でどれだけ暴れてくれるのか、目が離せません。

次回は、沖縄生まれの丸々とした筋肉を持つボディビルダーについてお話しします。お楽しみに!

写真/木村雄大