水泳、空手、バレー少女がクロスフィットにドハマり「めちゃくちゃきついけど『おもろい』みたいな」




歩く・走る・跳ぶ・持ち上げるなど、普段の生活で自然に行っている動きをもとにしたクロスフィット。健康増進や競技志向など、目的に合わせて誰でも取り組めるスポーツとして人気を博している。

本企画では9月20日に開幕するクロスフィット日本一決定戦『JAPAN CHAMPIONSHIP』に向けて、注目のクロスフィッターを紹介する。第2弾は過酷な競技の最中でも、印象的な笑顔を見せる古賀円花(こが・まどか)選手。トップレベルで戦いながら、彼女がクロスフィットを楽しみ続ける理由とは。4度目となるジャパンチャンピオンシップを前に、その原点と大会への思いを聞いた。

【写真】ハツラツとした笑顔を見せる古賀選手

――そもそもクロスフィットを始めたきっかけは?

「子どもの頃は水泳、空手、バレーボールをやっていました。クロスフィットと出会ったのは福岡のスポーツ系の専門学校に通っていた時です。トレーナーの勉強をしていて、学校の近くにクロスフィット博多があったんです。友達に誘われて行ってみたら、そこからドハマりしました」

――何がそこまでハマるきっかけになったのでしょう?

「最初はダイエット目的だったんですが、みんなでやるのがすごく楽しくて。1人だったら絶対に続かないけど、みんなで励まし合いながらできる。それに毎日メニューが変わるので飽きないんです。できない動作もまだたくさんあって、それをできるようになりたいという気持ちもあります。終わりが見えない。私はそういうものにハマるんだと思います」

――競技ではどんな種目が得意ですか?

「ずっと動き続けるような有酸素系が得意です。逆にヘビー系はそこまで得意ではないので、本戦では得意なものが来てほしいなとは思います(笑)。でも、何が来てもいいように準備しておきたいです」

――今年は予選免除でしたが、予選のメニューには挑戦しましたか?

「3つのイベントのうち1と2はやりました。イベント3は行なわず、本戦に向けて調整を続けています」

――今回でジャパンチャンピオンシップは何回目になりますか?

「今年で4回目の挑戦です」

――昨年は仲良しのヒカル選手と同率3位でしたが、今年の大会に向けてどんな思いがありますか?

「昨年、同率3位だったヒカルちゃんと『今年は同率1位になろうね』って話していたんです。でも今年はヒカルちゃんがケガで出られなくなってしまったので、その目標は実現できなくなりましたけど、ヒカルちゃんのぶんも一緒にがんばりたいと思っています」

――絶対王者の作山悠子選手という高い壁が、予選1位として存在していますが、優勝への意識は?

「勝ちたいです!予選を見ていても、作山選手はすごく強いなと思いましたが、私は挑戦者なので、少しでも近づいて、追いつけるようにがんばりたいです」

――古賀選手を競技中に撮影していると、苦しくなればなるほど笑顔になる印象があります。あれは意識しているんですか?それとも無意識に出る笑顔ですか?

「普通のトレーニングでは、そんなに笑顔にならないんです(笑)。でもジャパンチャンピオンシップでは近くでたくさんの人に応援してもらえるじゃないですか。めちゃくちゃきついけど『おもろい』みたいな(笑)。なんか楽しくなっちゃうんです」

――苦しいところも含めて楽しんでいる?

「そうですね。苦しい顔を見せたくないというのもあるかもしれません。クロスフィットって『きつい』というイメージが強いじゃないですか。競技はもちろんきついんですけど、その中にも絶対に楽しさがある。そういうところを私が競技している姿を見てもらって伝われば、もっとクロスフィットが広まるのかなという気持ちがあります。そういう気持ちもあり、苦しくなるほど笑顔になっています」

――本番まで残り約1か月ですが、この1か月で一番大切にしたいことは?

「とにかくケガをしないことです。昨年は大会の2〜3週間前にボックスジャンプの着地をミスして、足首を捻挫してしまったんです。ですから今年は慎重になっていて、まずはケガをしないように本番まで過ごしたいです」

――最後に、今年初めてジャパンチャンピオンシップやクロスフィットを見る人へ伝えたいことは?

「ジャパンチャンピオンシップに出る人たちはみんなアスリートなので、初めてクロスフィットを見る人はびっくりするかもしれません。でも、みんながみんな最初からそうだったわけではないんです。強い選手たちを見て『自分もこうなりたい』と思ってもらえるような存在になりたいですし、私はとにかくいつも通り楽しみたい。見ている人に『クロスフィットって楽しそう』と思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいです」

苦しいほど笑顔になる。その笑顔こそが古賀選手自身の強さであり、彼女が伝えたいクロスフィットの魅力なのかもしれない。