「まだまだ伸びしろがある」悲願の日本一を目指し、肉体の進化を続ける62歳会社経営者のあくなき挑戦




BEST BODY JAPAN(BBJ)の東京大会が、8月22日に東京・NEW PIER HALLで開催された。そのモデルジャパン部門・レジェンドクラスで優勝をはたしたのが、62歳の田中克尚だ。

田中克尚(2025年日本大会)

【写真】“62歳の挑戦者”の年齢を感じさせない肉体美

田中は出身地である愛媛で、広告やコーチング事業を行なう会社を経営しつつ、フィットネスクラブのマネージャーやパーソナルトレーナーとしても活動している。今回、東京大会に出場した裏には、『今年こそ全国優勝をはたす』という大きな目標があった。

「一昨年、昨年と2年連続で全国3位でした。ですので、今年はどうしても日本一になりたいと、レベルが高いことで知られる東京大会に照準を合わせ、体を作ってきました。ひとまず結果が出て、ほっとしています」

「仲間たちが客席から大きな声援を送ってくれて、退席する時にみんなの顔が見えた時はウルッと来てしまいました」と、しみじみと振り返った田中。彼がBBJに初出場したのは、約10年前。トレーニングを始めたきっかけはダイエットだったという。

「当時は体重が90kgくらいあって、体脂肪率も30%と高く、いわゆる“メタボ”体形でした。50代半ばになり、自分の時間が自由にとれるようになったので、健康のためにもダイエットしようと思い、ジムに通い出したんです」

以来、10年以上、コツコツとトレーニングを続けてきた。ジムの定休日にトレーニングをさぼってしまうことを避けるため、なんと計8つのジムに入会。それぞれのジムでやる種目やマシンを変えるなど、自分を追い込む工夫を凝らしているという。

一般的に筋力や体力は20~30代でピークを迎え、以降は“下り坂”といわれている。しかし、田中は「昨年の自分よりも今年の自分の方がいい体をしています。60歳を過ぎましたがまだまだ伸びしろがある、進化できると感じています」と胸を張る。

「私の場合は、大会のステージで“自分を光らせたい”という目標がモチベーションにつながっています。挫折せずにコツコツ続けていけば必ず成果は現われるので、体の変化を喜びに変えながら続けていくのが一番だと思います」

悲願の「日本一」を目指し、62歳の挑戦者は今日も“自分史上最高の体”を更新し続ける。