目標は90歳の現役ボディビルダー ステージに舞い戻った55歳、年一度のコンテストにかける思い




「マスターズの金澤(利翼)さんみたいな方もいらっしゃいますし、生涯現役でいたいですね」

マッスルゲート関東大会(9月12日開催)のボディビルマスターズ(50歳以上)で優勝をはたした竹田正明は、目指す姿として、90歳にして現役のボディビルダーであるレジェンド・金澤利翼の名を挙げた。

【写真】竹田のステージフォト

「世間的には登竜門と言われるマッスルゲートですが、他のコンテストと変わらず本気で出ました。他には出ていなくて、年1回のマッスルゲートです。たくさん出場してしまうとコンディションが上がってこないので、この大会に絞っています」

現在55歳の竹田は長いコンテスト歴を持つ。20年前にJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)のコンテストに出場していたが、仕事やプライベートが多忙になったことで、一時ステージから離脱。そんな期間に、転落で頸椎を負傷した。さらにコンテストから遠ざかることになったが、リハビリを経て50歳からマッスルゲートに出場。トレーニングを再開して5年目となる。そんな彼は、年齢に応じてトレーニング方法にも工夫を取り入れているという。

「この歳になると関節にガタがきますね。無理をしすぎないように意識しました。無理はしているんですけど、レストポーズ法(1セットの途中であえて短い休憩を挟み、同じ重量で追加のレップを行なう手法)を取り入れました。限界まで無理に続けず、最後の1レップを行なう前に10秒休むようにしました。効かせる意識です」

そういった取り組みで、年齢を重ねても体づくりを続けている。食事については、「みんな食べているようなものを食べています。変わった点といえば夫婦で別の食事を摂っていることですね。お互いコンテストに出ているので、それぞれ管理しています!」と、同じく競技者である妻との取り組みも語ってくれた。

生涯現役を目指す志の背景には、一度はコンテストから離れ、カムバックした経緯があった。年齢を重ねても本気になれるステージで、55歳の挑戦者はこれからも高みを目指していく。