カッコいいカラダになりたいです。ジムに行かないとダメですか?




「筋トレを始めたいが何からやっていいのかわからない」といった初心者の疑問から、マニアにも役立つ知識まで、骨格筋のエキスパートであるバズーカ岡田先生にきいてしまう連載企画。第1回は、そもそもジムに行くべきなのか? という初歩的な疑問をぶつけてみた。

短期間で効果をあげたいならジムに通うのが一番!

「カッコいいカラダ」というのが、どのレベルを指すのかにもよりますが、最短で効果をあげたいならジムに通うのが間違いないですね。ある程度のカラダ、例えばEXILE的な細マッチョのカラダなら、自宅で行なうトレーニングでも作ることは可能ですが、それでもジムに通ったほうが効率的に短時間で作ることができます。マシンやフリーウエイトを使ったトレーニングのほうが、圧倒的に効率がいいですから。

自重トレーニングも悪くないが、マシンやフリーウエイトを用いたほうが圧倒的に効果は高い

特に元々あまり運動やトレーニングをしたことがない人ほど、ジムに行ってパーソナルトレーナーに教えてもらったほうがいい。自分が求めているカラダを作るのに、どんな運動やトレーニングが有効なのか? そして、その正しいやり方まできちんと教えてもらえますから。筋トレに対する知識ややり方などは、ネットや書籍でも得ることはできますが、実際にその動作を行う時の力の入れ方であったり、ポイントとなる関節の角度などは実際に教わるのが一番ですから、初心者ほど教えを請うたほうがいいでしょう。パーソナルトレーナーに付けば、その人の体型や体力に合わせたメニューなども作ってもらえますから。

実は知識のない初心者ほど、パーソナルトレーナーを付けたほうがいい

もちろん、ジムに通うには時間やお金がかかりますから、時間的・経済的な状況などによって考え方はいろいろあると思います。ただ、正しいやり方、効率的なメニューを知らなければ、せっかくやったトレーニングが無駄になったり、逆にケガをしてしまうことも考えられます。そうすると、その時間は無駄になってしまいますし、お金も余計にかかってしまうかもしれないので、お金や時間のことを考えても、ジムに行ったほうが効率はいいと私は思います。

※本記事は、2017年に公開した記事に加筆・修正を加えたものとなります

岡田隆(おかだ・たかし)
1980年、愛知県出身。日本体育大学准教授。JOC強化スタッフ(柔道)、柔道全日本男子チーム体力強化部門長。日本体育大学大学院体育学科研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。自身もウエイトトレーニングの実践者として2014年にボディビルコンテストに初挑戦。デビュー戦となった東京オープン選手権大会70kg級で優勝を果たす。2016年には日本社会人選手権大会を制し、日本選手権大会にも出場。また、日本体育大学バーベルクラブの顧問を務めており、『第54回全日本学生ボディビル選手』(2019年)の団体優勝に導いた。権骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌等多くのメディアで活躍中。『2週間で腹を割る!4分鬼筋トレ』(アチーブメント出版)『バズーカ式【超効率】肉体改造メソッド』(池田書店)など著書多数。
バズーカ岡田公式ホームページ