脇の下にあり、肩甲骨から上腕骨に伸びる筋肉。停止の位置が広背筋と近く、似た作用を持つ。
広背筋を補助する筋肉として、水泳の水かきやボートでオールを漕ぐ際などに働く。
大円筋を鍛える種目として、ダンベルやバーベルを用いたローイングやプル・オーバー、ラットプルダウン、懸垂やロープ・クライミングなどがある。
大円筋は脇を締める働きがあり、肩甲骨を動かす必要はない。かりにラットプルダウンで鍛える際は、胸を張る必要はなく、広背筋が働きにくくなるように前に突っ込んで引くようにすると大円筋を鍛えることができる。
<起始>
・肩甲骨の外側縁・下角
<停止>
・上腕骨の小結節稜
<支配神経>
・肩甲下神経(C6~C7)
<主な働き>
・肩関節の伸展、内転、内旋
<主なトレーニング法>
・ビハインドネックラットプルダウン
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