第6・第7頸椎、もしくは第7頸椎・第1胸椎の棘突起を起始とし、大菱形筋の上を外下方に斜走して肩甲骨内側縁に付着する小さな筋肉。
大菱形筋と同じく、主に肩甲骨を引き寄せる作用がある。
前鋸筋と拮抗する筋肉で、衰えると猫背などの不良姿勢のほか肩こりの原因にもなる。
小菱形筋は肩甲挙筋とともに肩甲骨の拳上にも関与する。
大・小菱形筋群の筋力が著しく弱化すると肩甲骨が外転するので結果的に肩関節が内旋し、背中が丸くなってしまう。
<起始>
・第6~7頸椎棘突起
・第7頸椎~第1胸椎
<停止>
・肩甲骨の内側縁
<支配神経>
・肩甲背神経(C4~C5)
<主な働き>
・肩関節の内転、下方回旋、挙上
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