名前の通り鎖骨に沿って走る細長い筋肉で、胸鎖関節(鎖骨と胸骨をつなぐ)が外れないように保護する役割がある。
スムーズな腕の動きには欠かせない筋肉で、胸鎖関節の安定に大きく貢献する。
鎖骨下筋単体のメニューはないが、鎖骨を前下方に引き下げる動作をともなうトレーニング種目で表層筋とともに刺激を加えたい。
さらに、その収縮によって鎖骨の胸骨端が落ち込み、その結果、第一肋骨が上昇する。
この動きはかなり軽微だが、それでもある種の運動時に胸鎖関節で鎖骨が脱臼するのを防ぐのに役立つ。
また、鎖骨骨折の際に隣接する鎖骨下血管と腕神経叢の上幹の損傷を防ぐために重要である。
<起始>
・第1肋骨の胸骨端
<停止>
・鎖骨下面外側
<支配神経>
・鎖骨下筋神経(C5~C6)
<主な働き>
・胸鎖関節の安定
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