外閉鎖筋、梨状筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋とともに深層外旋六筋と呼ばれ、文字通り股関節の外旋に作用する。
外旋に関しては大殿筋や中殿筋に次ぐ主力筋とも言われている。
解剖学的観点から内・外閉鎖筋は股関節の衝撃吸収作用という役割を担っていると考えられており、筋機能を改善させることは股関節機能改善、維持という観点においても重要な意味をなすと考えられる。
内閉鎖筋を鍛える際には、股関節を90度に曲げた状態で足を横に開くと効率よく刺激を入れることができる。
内閉鎖筋を選択的に促通する際には、高負荷外旋運動よりも低負荷外旋運動の方が有用であると考えられる。
<起始>
・閉鎖孔周辺の寛骨内面
・閉鎖膜
<停止>
・大腿骨大転子の転子窩
<支配神経>
・仙骨神経叢の分枝(L5~S1)
<主な働き>
・股関節の外旋
<主なトレーニング法>
・クラムシェル
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