内閉鎖筋、外閉鎖筋、梨状筋、上双子筋、下双子筋とともに深層外旋六筋と呼ばれ、文字通り股関節の外旋に作用する。
後ろから見ると四角い扁平な筋肉で、内閉鎖筋とともに股関節の最も強力な外旋筋として働く。
わずかながら股関節の内転にも関与する。体の向きを変える際の軸足の動きにも関与する。
スナッピングヒップ症候群(弾発股)にも関連した坐骨大腿インピンジメント(IFI)の主な原因としても取り上げられる。
IFIは大腿方形筋が、坐骨と小転子の間でインピンジメントを起こす状態をいう。
<起始>
・坐骨結節
<停止>
・大腿骨の転子間稜
<支配神経>
・仙骨神経叢の分枝(L4~S1)
<主な働き>
・股関節の外旋、内転
<関連記事>
◆フロントランジ・ストレッチ〜股関節と脊柱の可動域を広げる〜