お腹を凹ませる動きに関与する、息を吐く際の主力筋。筋腹は内腹斜筋に覆われ、側腹部の中では最も深層に位置する。
コルセットのような形で走行するため体幹の安定に関与するほか、腹圧を高めて排便を補助する働きもある。脊柱の動きには関与しない。
腹圧には、上の横隔膜、下の骨盤底筋、両脇の腹横筋、後部の多裂筋などで囲まれており、この4つがしっかりと収縮できるようにする必要がある。
仮に、骨盤が前傾して反り腰の状態などでは、うまく腹圧をかけることができないため、姿勢不良がある人はまずそちらの改善が優先される。
腹圧がかかりにくい人は筋肉の前に姿勢を整えること。
<起始>
・第6~12肋軟骨内面
・鼠径靱帯
・腸骨稜
・胸腰筋膜
<停止>
・腹直筋鞘
<支配神経>
・肋間神経(肋下神経、胸腹神経:T10~T12)
・腸骨鼠径神経(L1)
・腸骨下腹神経(L1)
<主な働き>
・下位肋骨を下方に引き、腹腔内圧を高める
<主なトレーニング法>
・ドローイン
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