すべての頸椎の横突起から起こり、第一肋骨に停止する呼吸筋。
前斜角筋と同じく肋骨の挙上による吸気、また頸椎の屈曲、側屈に作用する。
前斜角筋と鎖骨とともに斜角筋隙を形成し、その間を鎖骨下動脈と腕神経叢が通過する。
そのため腕や手指につながる血管や神経が鎖骨周辺で圧迫されて起こる胸郭出口症候群の原因筋の一つにもなる。
<起始>
・第2、もしくは第1~第7頸椎の横突起後結節
<停止>
・第1肋骨
<支配神経>
・頸神経叢、腕神経叢(C2・C3・C4~C8)
<主な働き>
・頸椎の屈曲、側屈
・第1肋骨の挙上
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