【Road to 100㎏】2022年、猛暑の中のミノワマンVol.1「食事って大事なんだと、あらためて感じます」




既報の通り、“リアルプロレスラー”として一時代を築いたミノワマンが大幅な肉体改造を行なっている。普通であれば「格闘家=減量」を想像するが、彼が目指しているのは大台の100㎏。理想とするキン肉マンに近づくべく、大真面目にヘビー級への転向を目論んでいる。『VITUP!』では【Road to 100㎏】と題してミノワマンの挑戦に密着します。

「ただ大きくなればいいわけではない」

——6月にお話をお聞きした時は「通常体重が95㎏、マックスで97.3㎏」。ただ、その時に「また停滞期に入るかも」とおっしゃっていました。

「そうですね。92㎏の時と同じで、また停滞期に入りました。前回もお話ししたように、トレーナーから『必ず停滞する』と言われていますので、そこはあまり気にしていません。ケガをしたり動けない体だと意味がないので、焦らずにやっていきたいと思います」

——変化が見られる時期と停滞期では、トレーニング法を変えたりするのでしょうか。

「大きくメニューを変えることはないですが、筋肉がつくことで前よりも体が硬くなっていると感じます。なので今は柔軟を多めに取り入れています。大きくなることだけが目的ではないので、瞬発系の運動とか柔軟を重視しています」

「添加物系とかは今は避けています」

チートデーの一例。月曜日から金曜日までと違って米の量が多い

——土曜日の夜から日曜日に取り入れているというチートデーも、変わらず継続中ですか。

「普段は米、鶏胸肉、卵、納豆、ブロッコリーなど基本的には同じものを食べて、チートデーは野菜を多めに摂りつつ牛丼とかカレーを食べることが多いです。数ヵ月前までは本当に好きなものを食べていたのですが、添加物系やインスタント食品、カップ麺とかを食べるとお腹の調子が悪くなるので今は避けています」

——体調の変化を、すぐに感じますか。

「お菓子とか食品添加物が入ったものを食べると、お腹を壊したり便秘になったりと全然違います。食事ってこんなに大事なのかと、あらためて感じますね。とくに僕は毎日、ほぼ同じものを食べているので、違うものを食べるとすぐに変化がわかります。振り返るとパンクラス時代の一日2食のちゃんことか、鶏肉があってプロテインもあって昔の道場のシステムは本当に豊かだったなと思いますね。今は相撲、プロレス団体くらいだと思いますが、道場にいるだけで勝手にコンディションがつくられていたんだなと思います」(明日公開のVol.2に続く)

取材・文/松浦俊秀
写真提供/ミノワマン

ミノワマン(みのわまん)
本名:美濃輪育久。1976年1月12日、岐阜県出身。175㎝。92㎏。フリー。戦績/117戦63勝(43S、11KO)45敗9分。パンクラス 第5回ネオブラッド・トーナメント優勝、初代BSFミドル級王者、DREAMスーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜優勝。公式twitter。YouTubeチャンネル「ミノワマン ワールド / Minowaman World