9月11日(日)、東京・ニューピアホールで『skyticket Presents DEEP JEWELS 38』が開催された。
美ボディコンテスト8位という経歴を持つケイト・ロータスは、2020年大晦日にJKファイターとしてRIZINに参戦した竹林愛留と対戦。試合は序盤から両者の打撃が交錯するスリリングな展開となった。
まず主導権を握ったのはケイトで、グラウンドで下になりつつも三角絞めの体勢から竹林をコントロール。スイープにも成功し、上から小刻みに鉄槌を振り下ろしていく。
だが、竹林も序盤の借りを返すようにケイトを三角絞めで捕獲し、タップアウトを迫る。そこから流れるような動きで腕ひしぎ十字固めに移行したところで1Rが終了した。
2Rも組みの展開からバックマウントを奪ったケイトが、パウンド、リアネイキッドチョークで追撃。極めきれなかったものの、際の攻防で上回ったケイトが3戦ぶりとなる白星をものにした。
「久しぶりの勝利なのでホッとしているというのが正直なところなんですけど、もっと見ごたえのある試合をしますので、飽きずにケイト・ロータスを応援してくださるとうれしいです」
その他の試合では“かわいすぎる柔術黒帯”の異名を取る無敗の村上彩が、須田萌里の打撃や組み際の対処に苦しみ判定0-3で惜敗。須田のプロデビュー戦に土をつけていた村上だが、メインの舞台で須田に2年越しのリベンジを許す形となってしまった。
セミファイナルでは3連勝と勢いに乗る桐生祐子と、超新星として注目を集めるHIMEが激突。接戦も予想されたが、蓋を開けてみればHIMEが打撃で主導権を握り、右ストレートからのパウンドという怒涛のラッシュで桐生を秒殺してみせた。
その他の試合結果は以下の通り。
ケイト・ロータスの名前の由来は?
『格闘美ボディFILE』前編、後編
『DEEP JEWELS 38』
2022年9月11日(日)、東京・ニューピアホール
■[第7試合/DEEP JEWELS アトム級5分3R]
〇須田萌里(SCORPION GYM)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
×村上 彩(フリー)
■[第6試合/DEEP JEWELS 49kg以下5分2R]
〇HIME(毛利道場)
1R0分37秒、TKO ※レフェリーストップ
×桐生祐子(フリー)
■[第5試合/DEEP JEWELS ミクロ級5分2R]
〇古瀬美月(K-PLACE)
判定3-0 ※20-17、20-18、20-18
×山崎桃子(坂口道場一族)
■[第4試合/DEEP JEWELS 50kg以下5分2R]
〇ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)
判定2-1 ※19-19(竹林)、20-18、19-19(ケイト)
×竹林愛留(総斗會三村道場)
※ドローの場合はマスト判定
■[第3試合/DEEP JEWELS ストロー級5分2R]
〇長野美香(フリー)
1R4分19秒、腕ひしぎ十字固め
×井上智子(ストライプル茨城)
■[第2試合/DEEP JEWELS 59kg以下5分2R]
〇栗山 葵(SMOKER GYM)
判定3-0 ※20-18(三者とも)
×Te-a(AACC)
■[第1試合/DEEP JEWELSミクロ級5分2R]
〇ちびさいKYOKA(SAI-GYM)
判定3-0 ※19-19(ちびさい)、19-19(ちびさい)、20-18
×ジャカ季美香(SONIC SQUAD)
※ドローの場合はマスト判定
<DEEP JEWELSアマチュア>
■[第4試合/DEEP JEWELS 51kg 以下3分2RアマチュアSPルール]
〇吉川桃加(トラフォース赤坂)
1R1分51秒、TKO ※レフェリーストップ
×須田美咲(リバーサルジム立川 ALPHA)
■[第3試合/DEEP JEWELS 53 kg以下3分2RアマチュアSPルール]
〇Sarah(トライフォース赤坂)
判定2-1 ※18-20、20-18、19-19(Sarah)
×サラ(fightbase 都立大)
※ドローの場合はマスト判定
■[第2試合/DEEP JEWELS 60kg 以下3分2RアマチュアSPルール]
〇鈴木”BOSS”遥(SAI-GYM)
判定3-0 ※19-19(鈴木)、19-19(鈴木)、20-18
×近藤世里菜(パラエストラ柏)
※ドローの場合はマスト判定
■[第1試合/DEEP JEWELS フライ級 3分2RアマチュアSPルール]
〇齊藤百湖(EXFIGHT)
判定3-0 ※19-19(齊藤)、19-19(齊藤)、20-18
×万 智(スポーツジム67s)
※ドローの場合はマスト判定
文・写真/松浦俊秀