Super Body Contest(SBC)の鎌倉大会(KAMAKURA 11)が、11/13(日)に神奈川・鎌倉芸術館にて開催された。SBCは、鍛えられた肉体美、美しく磨かれた健康美をエンターテインメントとして、より格好よく、より美しく楽しめるイベント。2019年に初めて開催され、競技性を保ちながら、エンターテインメント性も持ち合わせた大会として注目を集めている。
コンテストの特徴の一つとして、競技による勝敗のみならず、その日もっとも優れたパフォーマンスを披露した選手に「ベストパフォーマンス賞」が贈られる点がある。カテゴリー問わず全選手にフリーポーズの時間が設けられており、これまでもアクロバティックな動きを取り入れる選手や、格闘技の演武を披露する選手など、選手の個性がもっとも発揮される時間であるのは間違いない。
この鎌倉大会で受賞した新谷幸三は、まさにSBCを象徴する名選手の一人。この日はウォーキングに側転を挟んだり、大ジャンプで入場したりと良い意味で“大暴れ”。何よりも華やかな笑顔で会場を魅了した。
「自分が楽しむことはまず最初にありますが、せっかくお客さんはお金を払って観に来ていただいているので、皆さんさんに楽しんでいただきたいという思いです。何か、会場が沸くようなことをやりたい、いつもそう思っています」
この日はパフォーマンス面ではもちろん、3カテゴリーにエントリーし、TREND部門とSBC DENIMのLEGEND(男子40歳~)の2つで優勝。見事な結果を残した新谷だが、SBCでは初年度から参戦していながらも、今年は実はこの大会が初出場。そこには明確な理由があった。
「昨年12月の決勝大会後にフィードバックをいただき、自分に足りないところがたくさんあることがわかりました。筋肉は2、3ヶ月でつくものでもないですし、フィードバックをいただいた部分をしっかりつくってから出ようと思っていたので今回は今年初参戦となりました。フィットネスコンテストは時の運もありますし、会場に来て、いろいろな選手がいる中で順位が決まるものなので、優勝に選ばれたのは率直に嬉しいですね」
今年のSBC FINALへの出場は未定とのことだが再びステージに立つ日はそう遠くはないだろう。SBCの盛り上げ部長の今後に、乞うご期待。
取材・文・写真/木村雄大