怪我の回復を早める食べ物とは?【川﨑泰代の美筋食 第36回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。引き続き、高校バスケPRESSをご覧の生徒さんや指導者の方、保護者の方からいただいた質問に答えていただきます。


Q.今、靱帯断裂と骨折の怪我をしているのですが、回復を早めるような食べ物があったら教えていただきたいです。

A.靱帯や骨のおおもとになっているタンパク質とカルシウムを摂ることですね。肉・魚・卵・大豆製品などのタンパク質を多く摂り、牛乳・小魚・海藻などのカルシウムも一緒に補っていただけるといいと思います。

骨の強化には“カルシウム”というイメージが強い方もいらっしゃると思うのですが、骨というのは、実はカルシウムだけでできているのではありません。骨自体はタンパク質なので、まずはタンパク質を摂取して、しっかり骨格を強化していくことが大切です。また、カルシウムを骨に付着させる働きをするビタミンCやビタミンDなども一緒に摂るといいでしょう。

靱帯断裂と骨折をされてしまったということですが、今後はタンパク質の摂取量を多めに摂るようにしてみてください。タンパク質には動物性と植物性があり、植物性の納豆や蒸し大豆などの豆類だったら毎日手軽にタンパク質を摂ることができると思うので、この機会に食生活を見直してみましょう。毎日意識的にタンパク質を摂取することで、怪我の完治を早めると同時に、今後の怪我予防にもなっていきますよ。

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また怪我に限らず、お年寄りの方にもタンパク質とカルシウムは積極的に摂っていただきたいです。若いころは骨密度も高く怪我をしても治りやすいのですが、年齢を重ねるにつれ、段々と骨はもろくなっていきます。年齢とともに骨密度は低くなってしまうのですが、今ある骨を強くしたりすることは食事と運動で可能です。高野豆腐は普通の豆腐の約4倍のカルシウムが入っていますし、良質なタンパク源としてもおすすめですよ。

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川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」と言うコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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