【はじめてのコンディショニング #25】コアロール〜お腹を使って腰への負担を軽減〜




第25回目は、お腹をターゲットにしたコアロールです。

お腹の筋肉が上手く機能しないと、腰への負担が大きくなったり、姿勢が維持できなくなったりします。このエクササイズは一見地味ですが、お腹をしっかりと意識できます。

お腹を引き締めたい人、腰や背中が硬い人も、ぜひチャレンジしてみてください。

■コアロール〜お腹を使って腰への負担を軽減〜

【動作】

① 膝を立てて座ります。両手は膝の前に添えます。
② 背中を丸めてCカーブを作ります。
③ 両足を床から浮かせてバランスを取ります。
④ 尾骨・坐骨〜仙骨〜腰椎の順番で、5秒かけてゆっくり重心移動を行ないます。
⑤ 腰椎〜仙骨〜坐骨・尾骨の順番で、5秒かけて元の位置に戻ります。
⑥ 繰り返し行ないます。
5回

【効果】
つねにお腹の筋肉を意識しながら転がることで、お腹全体を刺激することができます。また、相反抑制という機能により、背面部の柔軟性を高める効果が期待できます。

【実施上の注意点】
・ Cカーブが崩れないように転がります。腰まで移動するのが難しい場合は、Cカーブが崩れない範囲で行ないます。
・ 首や肩に力が入らないように注意します。
・ 呼吸を止めずに行ないます。

 

指導=黒木博幸
協力=一般社団法人 Educate Movement Institute

黒木博幸(くろぎ・ひろゆき)
1985年⽣まれ。宮崎県出⾝。福岡医健専⾨学校卒業。専⾨学校卒業後、整⾻院で体のコンディションを整える⼿技を学び、2008 年より本格的にフリーのトレーナーとして活動をスタート。様々なトレーニング⽅法や理論を学ぶなかで、ピラティス、ヨガのボディワークに興味を持ち、ニーズに合わせたプログラム指導を提供する。現在、一般の方からアスリート、アーティストに対しての体づくりをサポートしている。NSCA-CPT(NSCA 認定パーソナルトレーナー)、Core Performance Yoga CPY® /Athlete Pilates AP™アドバンストレーナー(⼀般社団法⼈Educate Movement Institute 認定)、1ッ星栄養コンシェルジュ®(⼀般社団法⼈ ⽇本栄養コンシェルジュ協会)、ViPR 認定インストラクター。