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日本進出をはたしたUFC GYM。革命を起こすためのポリシーとは?(前編)

日本第1号店として東京・用賀にオープンしたUFC GYM。総合格闘技「UFC」のアスリートと同様のトレーニング環境が整備され、店舗数は全世界に600ヵ所と「世界で最も成長しているフィットネスジム」のひとつとして注目を集める前後編の2回に分け、用賀店のGENERAL MANAGERのダレル・ハリスさんにインタビューを行ない(※協力・石文朋子さん)、日本進出の経緯と緊急事態宣言期間の活動について伺った。

小さな積み重ねを重視して動くことが、革命的なジムづくりにつながる。

――UFC GYM日本初店舗の用賀店がオープンされるまでの経緯を教えてください。

ハリス:まず2019年に、株式会社THINKフィットネスさんとハリー・A・ヒル社長(現・株式会社Better-U代表取締役社長)が主な株主となり、フィットネスクラブ運営を行なうBetter-Uを設立しました。THINKフィットネスさんはジムの運用やイベントの運営など、フィットネス業界でさまざまな企業向けビジネスに力を入れていて、いわゆるBtoBマーケティングの経験が豊富な会社です。逆にヒル社長は、株式会社オークローンマーケティング(ショップジャパン)の代表取締役として、ビリーズブートキャンプやワンダーコアなどのフィットネス製品をお客さま向け(BtoC)に販売してきた経験がありました。

――ビジネスの対象は違いますが、フィットネス業界で実績を残してきた方々がタッグを組んだのですね。

ハリス:ジムの運営は、つねに業界のトレンドを調査する必要があって波があるのですが、ショップジャパンのような通販業界は、不景気になりにくいという特徴があります。お互いが培ってきたものを活かせるUFC GYMの日本展開を手掛けていますが、通販ビジネスの考え方をもとにジムを運営していますので、この形態は珍しいケースだと思います。

――通信販売会社のノウハウはどのように活かされているのでしょうか。

ハリス:お客さまが満足してくれるための環境づくりに活かしています。通販ビジネスでは市場調査をしっかり行ない、ニーズがあると思われるマーケットになるよう調整しています。UFC GYMは多くの国で出店していますので、世界各店舗の成功事例などから、優れた部分をみなさまに提供できるようにしています。

――お客さまの反応を見ながら、よりよい環境をつくりあげていくということなのですね。

ハリス:その通りです。アメリカの実業家・ジャック・ウェルチさんが話した「Think Global, Act. Locally」という言葉があるのですが、その意味の通り、我々もグローバルに考えて、ローカルに活かしていくことを大事にしています。

――世界に展開しているUFG GYMならではの強みですね。

ハリス:あとはコミュニティを大事にしながら、どのタイミングでどんなサービスを提供していくかという点ですね。正直に言うとベストはわからないので、お客さまに喜んでいただいたら、次のステップに進んでいく。このくり返しです。小さな積み重ねを重視して動くことが、革命的なジムづくりにつながっていると思います。

――用賀店がオープンした4月6日の翌日に緊急事態宣言が発令されましたが、影響は大きかったのでしょうか。

ハリス:ジム内での活動が制限されてしまったのでダメージはありました。ただ、私たちが幸運だったのは、デジタルなチャレンジができる土台がもともとあったことです。リアルからオンライン配信にすぐに切り替えられた点は良かったと思います。配信にスイッチした後も参加してくれる方はどのようなクラスを求めているのか、適任のスタッフは誰なのか、内容やスケジュールを調整していきました。我々は通販会社のノウハウがあるので、お客さまはもちろん、スタッフとのコミュニケーションをとても大事にしています。同じ目標を持っていないと、ゴールはできません。このベースがあるので何があっても対応はできると思います。

――オンラインクラスはどのようなシステムでやられているのでしょうか。

ハリス:世界にいるUFG GYMの仲間たちとミーティングをしまして、利便性からZoomでレッスンを行なうことが一番合っているという結論になりました。実際、参加者の反応も好評でした。

――緊急事態宣言が解除され、ジムでの活動も再開されました。

ハリス:やはり直接お客さまと会えるようになりましたので、より深くコミュニケーションがとれています。私たちはデータやコミュニケーションを活用するスマートジムを目指していますし、その技術を持っていると思います。クラスの予約からキャッシュレスでの買い物まで、すべてアプリで完結することができます。ジムでのチェックインもスマートフォンで簡単にできます。

――さまざまな手続きがを自動化されることで、会員のストレスが軽減されて、スタッフは違うサービスが提供できますね。

ハリス:そうですね。本来ならお金のやり取りをする場面で有益なご提案やご相談に乗ることができます。トレーニングの悩みなど、コミュニケーションで得た情報は顧客管理システムに入力して、スタッフ全員で共有します。それがきっかけでお客さまに信頼していただけますし、より満足してもらえるためのサービスにアップデートすることが可能になるのです。

後編は、UFC GYM独自のトレーニングメソッドやビジョンについて教えていただきます!

UFC GYM 用賀
住所:〒158-0096 東京都世田谷区玉川台2丁目22−20 イイダアネックス7-B1
電話番号:03-5491-7756
メールアドレス:yoga@ufcgym.co.jp

取材・文/高野昭喜