豆腐バー、カニカマバーを食べてみたら、その食感が!?【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第170回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 長きにわたって続けてきた「ドキドキプロテインバーデビュー」が先日終了しました(総合結果 部門賞)。プロテインバーは本当にたくさんあるんですね。優勝したRIZAPのプロテインバーは食べたことがなかったので今度試してみます……と思いましたが、チョコなのでやめておきます。

 

さて、このコーナーを見ていたという友人から「豆腐バーはやらないの?」という提案を受けました。豆腐バーって何ですか? 豆腐を食べながらお酒を飲めるバーがあるんですか?

 

さっそく調べてみると、昨年からセブンイレブンで発売されている注目の植物性食品とのこと。さらに同時期にカニカマバーなるものも発売されていることを知りました。普段はコンビニでは飲み物くらいしか買わず、弁当やお菓子、食品類を買う機会がないので完全にノーチェックでした。

 

というわけでさっそく購入。手に持ってみると、どちらもずっしりと重い。重さからして本気を感じます。この試食は遊びではありません。

まずは味が予測しやすいカニカマバーからいってみましょう。見た目はカニカマ強化版、進化系カニカマといった感じ。注目のスペックは1パック75gあたり、75キロカロリーで、たんぱく質は10.1g、炭水化物が8.1g。低カロリー高たんぱくを絵に描いたようなかいたような一品です。

一口食べてみて驚くのがその弾力性。通常のカニカマはすぐにパラパラとほぐれる印象ですが、強化版カニカマはそんなにやわではありません。しっかりした食感で「食ってるな」という実感があります。味は完全なるカニカマ。プロテインバーと違って水分が豊富なのですごく食べやすいです。

 

パッケージには「IMITATION CRAB BAR」とあり、カニはあくまでもイミテーション(模倣)であることを強調しています。主な原材料はスケトウダラでカニはエキスだけ。ただ、スケトウダラはちくわの原材料としても有名でたんぱく質が非常に豊富です。美味しくてたんぱく質も豊富なのでイミテーションでも問題なし。カニカマバーはそのままでも食べやすく、サラダに入れても美味しく味わえると思います。

 

 

続いて豆腐バーを試食。カニカマバーは撮影用でお皿に移しましたが、どちらのバーもパッケージから少しずつ出して食べれば手を汚さずに食べることができます。

豆腐バーは柚子胡椒風味(他に和風だしがある)で、スペックは1本あたり、104キロカロリーで、たんぱく質は10.0g。炭水化物が1.0gと少なめ。

 

一口食べるとほんのり柚子胡椒の香りを感じられます。そしてずっしりと噛み応えがあり、こちらも木綿豆腐の強化版といった感じ。食感はモッチリというかガッチリというか、食べ応え十分です。残念なのは柚子胡椒の香りこそ感じるものの、ほとんど味がないこと。木綿豆腐の素材そのままを感じたい人には良いと思います。個人的には味なしでこのずっしりした一本を食べるのはなかなかしんどいので、ポン酢や醤油を少しつけたらいいかなと思いました。もちろん、みそ汁に入れたり、サラダに入れたりというアレンジで食べるのも良いでしょう。

 

豆腐バー、カニカマバーともにどちらも噛み応えのある食感が特徴。そのまま食べるだけでなく、料理に加えたり、おつまみにできたりという食べ方もあるので、プロテインバーはお菓子っぽくてちょっと……という方には、良いかもしれません。気になったらぜひ試してみてください。

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。