「腸腰筋の固まり」を改善するストレッチ




VITUP! 読者のみなさま、こんにちは。ピラティストレーナーのAzusaです。

今月のテーマは「反り腰から卒業!」

まず、反り腰になってしまうと何がいけないのでしょうか。ボディラインの崩れはもちろんのこと、腰部を圧迫している状態なので、脊柱管狭窄症や坐骨神経痛など誘発してしまいます。その他にも横隔膜や骨盤低筋群なども正しく使えなくなるため、呼吸も浅くなり内臓が下垂。冷えやむくみの原因にもなってきます。

そこで、反り腰にならないために日常生活で気を付けることは……。

・みぞおちやお尻の穴を意識し、力を入れて姿勢を保つようにしましょう。
座る際には骨盤(仙骨)をしっかりと立てて座るようにしましょう。
歩行はつま先でしっかり地面を蹴り、踵から着地するように意識して歩きましょう。

今週は反り腰になると一番に固まってしまう、腸腰筋のストレッチをご紹介したいと思います。

【エクササイズのポイント】

①四つ這い(肩の下に手首、股関節の下にヒザ)からスタートします。*足の指をしっかりと折り曲げましょう

➁左手の外側に左足をやや外旋にセットし、右ヒザを少し後ろに引きながら頭頂まで背骨を一直線にします。

③たっぷり鼻から息を吸って、吐きながら右ヒザを持ち上げ踵を後ろにプッシュしていきます。それにより腸腰筋がさらに伸びます。

④体重を前後させ、さらに伸ばしていきましょう。

⑤まだまだ余裕のある人は、骨盤の重みを利用して上下に10回動かしていきましょう。

⑥反対側も同様に行なっていきましょう

*四つ這いで足の指を折ることはMP関節や、足の裏の筋肉にも刺激を与える有効的な方法です。ぜひ、普段の生活にも取り入れてみてください。

指導=成田亜寿沙
協力=株式会社E.M.I.


成田 亜寿沙(なりた・あずさ)
大阪府立登美丘高等学校出身。高校卒業後、ダンスの専門学校に通い、ユニバーサルスタジオジャパンのオープニングダンサーとして1年間勤務。その後上京し、コロッケコンサート全国ツアーや、有名歌手のバックダンサーとして全国各地に巡業。セカンドキャリアとしてピラティスの資格を取得し、ピラティスの魅力に引き込まれていく。正しく息をすれば、身体が変わり、思考が変わり、心が変わり、幸せになる。「息するカラダ」というビジョンのもと、ピラティス・ヨガのメソッドで身体機能を整える。
【所有資格】
Basiピラティス Comprehensive
Basi認定 産前産後マタニティピラティス
E.M.I認定  Core Power Yoga CPY®
E.M.I認定 Athlete Pilates
Body Code System in Italy認定 Master Stretch
日本ピラティスアカデミー認定 Stretch-eze
栄養コンシェルジュ 2つ星コース認定