誰でもベンチプレス100㎏が挙がるようになる【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第199回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 2022年2月20日……2と0ばかりですね。

 

どうでもいい話はさておき、パワーリフティング界のレジェンド、荒川大介さん、荒川孝行さんとともに制作した「誰でもベンチプレス100㎏が挙がるようになる本」(ベースボール・マガジン社)が、2月28日に発売となります。今回はこちらの本についての話を書いていきたいと思います。

細かい内容は本を読んでいただくとして、ここではベンチプレスの面白さや難しさを簡単に紹介したいと思います。面白さと難しさを生み出しているのが、なんと言ってもベンチ台の存在です。ベンチ台に寝た状態で力発揮するというのが、日常生活ではなかなかない状況であり、ベンチプレスの特徴と言えます。

 

ビジター利用が可能なスポーツジムを利用していたときは、トレーニング経験のない友達と一緒に行くこともありました。試しにベンチプレスをやってみると、「どうやって力を出せばいいのかわからない」という反応でした。そうなんです。慣れていない人が寝た状態になると、イマイチ体をうまく使えないということがあるんです。40㎏の荷物を床から持ちあげることはできたとしても、ベンチプレスになるとうまく持ちあがらないという人もいます。それだけ寝た状態で体を使うのは難しいということです。

 

逆にベンチ台の存在が面白さでもあります。ベンチプレスは単なるパワーだけでなく、体の使い方を工夫することで、扱える重量を上げていくことができるのも面白いところ。それだけ研究のしがいがある種目だと言い換えることもできます。

 

大介さんと孝行さんは「ベンチプレス100㎏を挙げられたら履歴書に書いてもいいくらいです」と口を揃えました。たしかに、それが凄いかどうかはわからない人でも「100㎏」という数字で、なんとなく凄そうに聞こえると思います。

 

というわけで興味のある方は、ぜひ手にとってみてください。

こちら

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。