小胸筋(しょうきょうきん)




 

文字通り、大胸筋の深層にある小さな筋肉。

肩甲骨を引き下げる動きや、第2~5肋骨を引き上げて激しい運動をした後の呼吸を補助する働きもある。

主に腕を前に振る動きを補助する筋肉のため、ボールを投げる際などに補助的に働く。

この筋肉が硬くなると肩が前に入り(まき肩)肩甲骨の動きが悪くなるため、肩こりの原因になることもある。

とくに、肩関節の挙上動作では、肩甲骨の上方回旋という動きが重要になるが、小胸筋が短縮することで上げづらさの一因となる。

トレーニング前にストレッチをするだけでも効果は変わってくるので、上半身のトレーニング前のケアはぜひとも実施したい。

<起始>

・第2~5肋骨

<停止>

・肩甲骨の烏口突起

<支配神経>

・内側胸筋神経、外側胸筋神経(C7~T1)

<主な働き>

・肩甲骨の下方回旋、下制

・肋骨の挙上

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