眼輪筋(がんりんきん)




 

頭部の筋肉は咀嚼筋と表情筋に分類され、表情筋は頭蓋骨の表面や筋膜から起こり皮膚に停止する。

表情筋の一つである眼輪筋は目の周囲を囲むように走る輪状の筋肉で、上下のまぶたを引き寄せ目を閉じる働きや、鼻のつけ根にある涙嚢を刺激して涙を集める働きを持つ。

眼輪筋の筋力が衰えると、まぶたがたるみ目の下の張りが失われるなど、いわゆる老け顔の原因となってしまう。

<起始>

・内側眼瞼靱帯

・前頭骨(鼻部)

・上顎骨(前涙嚢稜)

<停止>

・外側眼瞼靱帯

・眉の皮膚

・眼瞼部

<支配神経>

・顔面神経

<主な働き>

・上下の眼瞼の閉眼

・涙の流入を補助

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