部外からの挑戦者。抜群の絞りを見せた三浦研太郎が真・ミスター東大を制覇【真・ミスター東大2022】




東大No.1の肉体を決める真ミスター東大が、11月19日(土)に東京大学・駒場キャンパスで行われた『駒場祭』内にて開催された。本大会は、東京大学運動会B&W部(ボディビル&ウェイトリフティング部:通称ビーダブ)主催のボディビルコンテスト。ここでは激戦を制し、見事に真・ミスター東大に輝いた三浦研太郎選手(大学院2年)のインタビューをお届けする。

自分の鍛えた体を結果にしたかった

――優勝おめでとうございます。今日は参加選手の中で誰よりも絞れていましたが、今年は何か大会に出場していたのですか。

三浦 10月10日(月・祝)のSUMMER STYLE AWARD関東予選に出場していました。そこから絞2週間でいったんは10kgくらい増量して、また2週間で5kg絞ってこの大会に臨みました。

――サマスタで求められる体と、ボディビルとはまた違ったものだと思います。

三浦 そうですね。ただ結局、ボディビルも絞りは重要なので、サマスタはその練習になるかなと思っていました。もともと、ボディビルのほうが好きなのですが、そこで戦うにはまだ体が小さいかなと思ってサマスタに出たんです。でも周りからは「そうでもない」と言われるので、来年からは、もし出場するとしたらボディビルやクラシックフィジークに挑戦しようと思っています。

――B&W部の部員ではないとお聞きしたのですが、何か他の部活に入っているのですか。

三浦 部活にも入っていなくて、本当に趣味でジムに通っている感じです。もともとトレーニングは好きだったのですが、それも剣道部に所属していた時にベンチプレスをやっていたくらいで、本気で取り組んでいたわけではありませんでした。ジムに入会したのは大学3年生の夏頃です。コロナが流行し出したタイミングで何もすることがなくなった時に、たまたま家の目の前にジムができたのでトレーニングを始めました。

――トレーニングにハマった理由は?

三浦 単純に重量が伸びていくことと、体に変化が表われることが楽しかったからです。とくに肩が発達しだしてからは自分の体がちょっとかっこよく見えてきて、そこで「がんばってみようかな」という気持ちが芽生えました。

――大会に出ようと思ったきっかけはありますか。

三浦 結果が欲しいというか、自分が鍛えた体を結果にしたくて、出られる大会を探した時にサマスタを見つけました。真ミスター東大は、サマスタに出て「また大会に出場したいな」と思っていた時に、大学院のクラスメイトでありB&W部のOBである人から紹介されて出場を決めました。それで優勝できたのは純粋にうれしいです。学祭で大会を開催するところはあまり多くないと思うので、活発な部活があって良いなと思います。開催してくださったB&W部の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

――今後の目標を教えてください。

三浦 勉強との兼ね合いもあるのでまだ次の大会は決めていないですが、何かしら大会には出場したいと思っています。

取材・文/シュー・ハヤシ
写真/シュー・ハヤシ