2022年12月30・31日に、アニメ・マンガ好きの人々で賑わう一大イベント「コミックマーケット101」が東京ビックサイトにて開催された。同イベントはサークルによる販売会だけでなく、多くのコスプレイヤーが参加することでも知られている。そこでVITUP!編集部が、コミケに参加する筋肉自慢・スタイル自慢のコスプレイヤーに取材を敢行した。インタビュー5人目は、VITUP!にも度々ご登場いただいているMASAさん。12月10日のSuper Body Contest FINALにも出場したMASAさんに、今回のコスプレの裏話を聞いた。
体を見せるキャラをやる以上は、完成度の高いコスプレをしたい
――12月10日には、SBCのFINALに出場されました。大会から3週間後ということで、コミケに向けての調整はいかがでしたか。
「SBC FINALに向けて減量していましたが、大会が終わってから一気に7キロ増えてしまいました。完全にリバウンドですね」
――まずはSBC FINALを目標に体をつくりつつ、コスプレ仕様にコンディションを持っていこうという計画だったのでしょうか。
「はい。当初は大会仕様の絞ったコンディションのまま、体を見せるコスプレをする予定でした。ですがやっぱり寒いのと、絞りを維持することができなかったので、しっかりと衣装を着るコスプレに切り替えました。今回は『ふしぎ遊戯』というアニメのコスプレをしています」
――コンテストの絞りをコスプレで発揮できたら、かなりハイクオリティになりますね。
「はい。維持したままで、『転生したらスライムだった件』というアニメのヴェルドラというキャラクターをやる予定でした。ムキムキなキャラなので、大会仕様の体でやろうかなと思っていましたが、見送りですね。コンディションが崩れてしまったので、状態に合うキャラクターをやろうと思いました」
――とはいえ今回のコスプレも素敵です。今日は彼女さんと合わせのコスプレですね。
「ありがとうございます。ふしぎ遊戯から、ふたりで鬼宿と美朱をやらせてもらっています。冬コミは寒いかなと思ったのですが、今日は意外と暖かかったのでよかったです」
――合わせのコスプレをする際、気をつけていることなどはあるのでしょうか。
「カップリングに近いキャラを選ぶのはもちろん、身長設定もこだわっています。キャラの身長と僕らの身長を合わせる形ですね。いい感じの身長差を再現できるように、僕は背の小さいキャラはやらないようにしています。そこはこだわりといいますか、自分の体格に合ったキャラクターをやることを心がけています」
――キャラ選びから、コスプレは始まっているということですね。
「はい。その上で、もちろん自分の体をキャラクターに寄せる努力もします。脱ぐキャラをやる時はちゃんと絞りますし、今回は絞りが甘いというのもあるので、脱がないという選択をしました。体を見せるキャラをやる以上は完成度の高いコスプレをしたいので、ちゃんと減量をして体をつくるように心がけています。コスプレも実質、ボディコンテストのようなものかもしれませんね」
――コンテストというと、来年も大会に出る予定でしょうか。
「はい。来年もSBCに出ます。コスプレのイベントと上手く噛み合う日程を見つけて、コンテストとコスプレを両立していきたいです。1週間くらいであればコンディションも崩れないと思うので、コスプレもよくなるかもしれないです」
――では来年のコミケでは、今回見送ったキャラのリベンジが見られるかも？
「はい。今回やる予定だったコスプレは夏のコミケでやろうと思っています。夏コミは確実に来るので、夏コミと前後の大会は出ようかと思っています。季節的にも脱ぎやすいですし、そこに合わせてしっかり体をつくっていきたいです。その時には、彼女にも僕と一緒にボディメイクをしてもらおうと思っています（笑）」
――最後に、あらためて今後の目標をお願いします。
「SBC FINALで通用するような、ちゃんと絞り切った体をつくっていきたいです。コスプレの面ではカップルでYouTubeチャンネルをやっていて、現在は登録者が3300人くらいになりました。今年は、チャンネル登録者1万人突破を目指してがんばります」
MASAさん（Twitter：@masachanneldesu）
RUNAさん（Twitter：@runa_GV）
YouTubeチャンネル（MASARUNAチャンネル）
取材／シュー・ハヤシ
文／森本雄大
写真／シュー・ハヤシ
