『松本人志さんが鍛えてるらしいぞ!』は、マッチョ界に激震が走って号外が出ました(笑)【ミドルエイジの挑戦/レイザーラモンHG #3】




40~50代は、残りの人生の指針が決まる大事な時期でもある。自分らしく生きたいと思いながらも、一歩を踏み出す勇気を持てず、悶々と将来への不安を抱えている人も多いだろう。そんなミドルエイジたちの指標となる“輝く40~50代”を紹介する当連載。今回は、ハードゲイキャラとしてお笑い界を席巻したレイザーラモンHGさんのライフスタイルに迫る。

松本(人志)さんが鍛え出して、すべてがひっくり返りました

【フォト】トレーニング風景、フォー!!

――昨今マッチョ芸人が増えましたが、先駆者としてどんな思いがありますか。

「僕は先駆者でも何でもないですよ(笑)。なかやまきんに君がいますから。僕はマッチョの要素だけではないですからね。マッチョ芸人だけで生きていくとなると、やっぱりきんに君がすべてやっているので大変だなと思います。でも僕らが芸人を始めた頃って、きんに君かサバンナの八木さんくらいしかいなかったんです。きんに君も『何で鍛えてんの? 鍛えておもしろくなるの?』ってまわりからずっと言われてきたので。マッチョ芸人って蔑まれてきたカテゴリーなので、そういう意味では市民権を得てきたんだなと思います。それこそ松本(人志)さんが鍛え出して、すべてがひっくり返りましたよね。誰もそんなこと言えなくなったじゃないですか」

——たしかに言えないですよね。

「それ以外でもM-1チャンピオンの野田クリスタル(マヂカルラブリー)とか駒場(ミルクボーイ)とか、ネタでおもしろいと言われる人たちも鍛えているということで、かなり地位が上がったと思うんですよね。マッチョ芸人が増えたのはすごくうれしいです。今はいい時代ですよね。ジムがいっぱいあって情報もいっぱいあってプロテインも充実していて。鍛えるのにいい環境じゃないですか。僕がトレーニングを始めた頃は、手探りでジムに行ってトレーニングして、ムダなこともいっぱいしてきたなと思います」

――松本さんがトレーニングを始めたことは、筋肉芸人にとって革命のような出来事だったんですね。

「本当にそうですね。『松本さんが鍛えてるらしいぞ!』は、マッチョ界に激震が走って号外が出ました(笑)。僕らにとってはバカにされてきた人に対しての後ろ盾というか、あの松本さんも鍛えてるんだぞと。一度、食事の席で松本さんとトレーニングの話をさせてもらう機会があったんですけど、すごいですよ。気絶寸前までやると言っていました。さすがだなと思いましたね」

◆筋肉は心の鎧