「次は優勝じゃなく入賞できるように……」競技歴わずか10か月でVのマッスル女子は控えめ?




「全く予想していなかったのでビックリしています」と話すのは、8/4(金)に行なわれた「SPORTEC CUP 2023」のボディフィットネスで優勝した大久保裕美だ。“優勝できるとは思ってなかった”という言葉は、謙遜の思いからどの競技においても優勝者の口からよく出る言葉ではあるが、彼女の場合は紛れもない本心なのだろう。

【フォト】丸みのある肩のラインが特徴的な大久保のマッスル美ボディ

「競技への準備を始めたのは去年の5月頃からで、大会デビューは昨年10月の『北区オープン大会』でした。今年に入ってJBBFの大会にはデビューさせていただき、7月の『東日本フィットネス選手権』と『東京選手権』で優勝し、今日を迎えました」

ステージデビューからわずか10か月、全国レベルの大会で優勝を手に入れた大久保。本人は「所属するジム『フルブローン』はすごく面倒見が良くて。週5~7のトレーニングメニューを細かく考えてくれるんです。私はメンタルが弱いので、ただそれについていっただけです」と謙遜するが、完成度の高いボディは、この先の日本一を争う舞台でも十分に上位を狙えるものがあるだろう。

「私は身長も低いし手足が長いわけでもないですし、筋肉をつけたい派なので、ビキニフィットネスよりはボディフィットネスが合っているなと思います。『オールジャパン選手権』までに、もう少しバルク感を増せたらなと。優勝ではなく、まずは入賞できたらいいですね」

快進撃を続ける新星は、謙虚に、控えめに、虎視眈々と上位を狙っていく。

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