ボディビル・フィットネス界の歴史的一歩。安井友梨、ダンシーあずさも歓喜の声




8月8日(火)に都内でスポーツ功労者顕彰等に係る文部科学大臣顕彰及び表彰式が行なわれた。

この賞は、世界的規模のスポーツの競技会で優秀な成績を収めた選手及び、その指導者、スポーツ審判員、そして、多年にわたりスポーツ活動を支援している団体に対して、毎年、文部科学大臣より授与しているもの。今年は国際大会優勝者や世界新記録樹立者、デフリンピック入賞者など延べ614名・団体が顕彰・表彰を受賞している。

オリンピック競技で活躍する多くのアスリートが受賞する中で、今年はボディビル・フィットネス業界から、業界の躍進に寄与する国際大会での活躍を見せたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の選手13名が表彰された。

錚々たる顔ぶれが揃った受賞者の中でも、2022年11月に行なわれたIFBB世界ボディビル選手権のメンズフィジークマスターズオーバーオールで銅メダルを獲得した田村宜丈、大会初出場ながらメンズフィジークマスターズオーバーオールで銀メダルを手にした大島健一郎には文部科学大臣顕彰が授与された。

女子においては2022年10月に行なわれたIFBB世界フィットネス選手権において入賞をはたしたメンバーとともに、ビキニフィットネス35~39歳164cm超級で銀メダルを勝ち取った安井友梨と、ビキニフィットネス160cm級3位入賞に輝いたダンシーあずさも参加した。

オリンピック選手たちと肩を並べての受賞が実現した今回の表彰式。選手の各々がSNSで喜びの声を上げる中、Instagramで10万人前後のフォロワー数を持ち、発信力の強い安井とダンシーの投稿にはとくに多くのいいね、コメントが集まった。

安井は自身のInstagramにて「オリンピック選手の皆様と一緒にスポーツ功労者として受賞させて頂ける日がまさか来るとは本当に夢のようです。これからも、このすばらしい“スポーツ”競技を一人でも多くの皆さまに知ってもらい、競技普及に微力ながら貢献させて頂きたいと思っております」とボディビル・フィットネスが今後、スポーツ競技としてさらに注目されるであろう今回の出来事への思いを綴った。

また、ダンシーは、「たくさんの方に支えられて、私1人で成し遂げられるものではありませんでした。いつも応援してくださる方、私がボディビル競技をできる環境を与えてくださっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも私が大好きなビキニフィットネス競技に熱中して取り組み、皆様の期待を胸にさらに飛躍の年にしたいと思います」と思いをあらわにした。

第一線でボディビル・フィットネス業界を盛り上げてきたJBBF。今回の13名の受賞は、彼らの今後の活躍だけでなく、業界の盛り上がりをより後押しすることになるだろう。

受賞した選手は以下の通り。

◆文部科学大臣顕彰者
田村宣丈
大島健一郎

◆国際競技大会優秀者表彰者
加藤直之
井上裕章
田村宣丈
大島健一郎
関口貴夫
澤田めぐみ
清水恵理子
大谷美咲
安井友梨
長瀬陽子
ダンシーあずさ
橋本智
国田海月

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