安井友梨、スペインの地で20時間のポージングレッスンを完遂 2度目のビキニ武者修行を経て進化は止まらず




フィットネス競技で活躍する安井友梨さん。昨シーズンは国内無差別級最高峰の『フィットネス・ジャパン・グランド・チャンピオンシップス』で4連覇を達成、『IFBB世界フィットネス&ボディビル選手権』ではフィットモデル部門(ドレスとスイムスーツ着用)で世界一を勝ち取る活躍を見せました。

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今年は悲願のビキニフィットネス世界一に向け、オフ期間から猛追中。そんな中で4月に入ってからは、競技力アップの武者修行のためにスペインへ旅立っていることを明かしていました。今シーズン2回目の修行の旅(1回目は2月末のタイ)ということもあり、本番に向けての意気込みは相当なものがあるでしょう。

今回の修行ではトレーニングとポージングを徹底的に強化。トレーニングキャンプにはウクライナ、イタリア、ギリシャなど各国からチャンピオン選手が参加し、他国の選手のトレーニングを見る貴重な機会になったようです。

ポージングキャンプではビキニフィットネスのポージング、フィットモデルのポージングをそれぞれ練習。規定ポーズやウォーキングを体得しつつ、ステージでの見せ方の違いを学んでいました。

「各国の選手たちの美しさに慣れる。世界一になるために海外のトップ選手たちに慣れることもここに来た理由のひとつ」と語り、世界の強豪とともに練習に励んだ安井さん。連日朝8時から、夜22時まで続く猛特訓を行ない、トータルの練習時間は20時間を超えました。

海外の選手からは「なぜポージングが上手なのか?」と問われたり、コーチから「(安井さんを)お手本にするように」と声がかかったりしました。「そんな風に海外の選手たちから思ってもらえているなんて、、、日本のポージングレベルが上がってるのだと、間違ってないと!実感しました」と手ごたえをつかんでいました。

コーチや選手たちから「競技を始めた当初の写真を見せてほしい」と言う声もあったそうで、世界選手権に初出場した際の写真も公開。現在との違いに驚かれつつ、安井さんもかつての世界での戦いを回想しました。

「10年前、初めて世界選手権に出場した時。この時は、日本人が優勝するのは5000年かかる。DNAレベルでやり直さないとと、、、、そんな風に言われました」と苦い思い出がよぎりましたが、現在はフィットモデル部門で世界一をつかむまでになった安井さん。今回の武者修行を通して自身の成長を実感するとともに、海外の選手との交流でかけがえのない学びを得たことでしょう。

ブログの末には「思い切って行ってみて、本当に良かったと思いました。行かなかったら、わからなかった事ばかりでした。選手としてだけではなく、人として、すごく大切なものを気づかせていただきました」と思いを語りました。

海外での修行で得た経験を糧に、女王は今年も進化した姿をステージで見せてくれるでしょう。

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