三重・イスのサンケイホール鈴鹿にて開催された、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催「ALL JAPAN FITNESS CHAMPIONSHIPS」(8月8日~9日)。本大会はフィットネス競技の日本一決定戦であり、初日はマスターズクラス(男子は40歳以上、女子は35歳以上)の審査が行なわれ、最終日は年齢の垣根を越えた身長別各クラスで王座を争った。
ボディフィットネス45歳~54歳160cm超級で優勝し、マスターズクラスのオーバーオール優勝(総合優勝)も獲得。さらに163cm超級でも優勝と大活躍を見せたのが渋谷香織だ。オールジャパン選手権で初優勝を飾った彼女は、「本当にうれしいです。サポートしていただいた方にやっと恩返しができたと思いました」と思いを口にした。
今でこそ競技者として輝く彼女だが、トレーニングの始まりは“痩せたい”という動機からだった。市営ジムに通い始め、有酸素運動からフィットネスを日常に取り入れるように。徐々に筋トレに注力するようになると、今から約4年前にマッスルゲート出場を志した。
「何か目標がないと体重を落とせないなと思いました。人前に出るのが苦手なので勇気はいりましたが、1回大会に出てみることにしました」
そこからJBBFの地方選手権でも実績を残すようになり、日本のトップ戦線に絡むまでに成長。そんな彼女は日頃、基本種目を重視した週5日のトレーニングで肉体をつくり上げている。
普段の姿は会社員であり、2人の娘を育てる母親でもある。「仕事して、ジムに行って、家族がいるので夕方遅くならないうちにはトレーニングを終わらせる、といった日常です。コンテストで目標ができたのでやることはたくさんありますが、それに向かっていくのが楽しいです」と語るように、活き活きとした日常を送っている。
「優勝を目指して今年1年やってきたので、優勝できてよかったです。今回のオールジャパンで優勝したらグランド・チャンピオンシップスに出ようと思っていました。逆に優勝以外は出ないと決めていたので、10月またがんばります。世界選手権に行けたらいいな、自分がどれくらい通用するのか見てみたい、という気持ちが湧いてきました」
ひとつの挑戦がつながり、思いがけない形で追いかける目標ができた。そんな中、今大会で手繰り寄せた結果は彼女にとって大きな自信になっただろう。今シーズン、引き続き渋谷の活躍に注目していきたい。

