隙のないバランス×バルク! わずか3年で体重別日本一に輝いた猛者~近藤孝仁【筋肉マニアのビルダー解体筋書】  




YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2026年日本クラス別ボディビル選手権85kg以下級優勝の近藤孝仁選手です。

【フォト】85㎏以下級の日本一を奪った近藤のボディ

SSA出身の優れたプロポーション

近藤選手は、2023年にJBBFでボディビルデビューを果たし、凄まじい勢いで成績を伸ばしている埼玉県のボディビルダーです。元はサマー・スタイル・アワード(SSA)で活躍していた選手ですが、団体転向後は湘南オープン優勝・埼玉選手権75kg超級優勝・東日本クラス別オーバーオール優勝と、着実に体と実績を進化させ、ついには日本クラス別85kg以下級優勝を果たし、日本タイトルまで獲得してしまいしました。わずか3年でこれほどインプルーブした選手は、そういないでしょう。

そんな彼の強みは、優れたバランスと安定感のある仕上がりです。全身どこを見ても非常に弱点が少なく、極めて高いパッケージを持っています。昨年までは、どちらかといえばプロポーション型の選手でしたが、大幅にバルクアップしており、均整×筋量というより隙のない肉体へと変貌を遂げていました。仕上がりを外すこともほとんどなく、むしろ年々良くなっているようにすら感じます。

日本クラス別を制したとなれば、残るはジャパンオープンと日本選手権。どちらもとんでもないレベルの高さを誇る日本最高峰の大会ですが、彼なら何かしらの印象を残してくれるのではないかと思います。ただ、日本選手権ファイナリストの壁を超えることは、容易ではありません。彼らは、優れたバランスに加えて観客の度肝を抜くそれぞれのインパクトを備えています。近藤選手がファイナリストに入るには、彼の強みであるバランスに加えて、審査員の目を引く個性が必要になるでしょう。

今回は、近藤孝仁選手についてお話しさせていただきました。新進気鋭の彼がどのような活躍を見せるのか楽しみですね。

次回は、藤井貫太郎選手に引けを取らない異次元の絞り職人についてお話しします。お楽しみに!

 

写真/木村雄大