「こんな60歳になりたい」衝撃の還暦肉体美に驚きと憧れの声集まる




8月30日に広島国際会議場にて開催された日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「第38回日本マスターズボディビル選手権大会」。男子ボディビルでオーバーオール(総合)優勝に輝いたのは、紙田由起夫(かみた・ゆきお)、61歳だ。

【フォト】嘘だろ? これが60歳の身体?

40歳以上の選手に出場権が限られ、年齢別に分けて審査を実施したこの大会。最後に各階級王者による比較審査を経て日本一が決まった。紙田は昨年も60歳以上級を制したが、オーバーオール戦では須江正尋に屈し総合優勝はならず。それゆえに、「去年は須江さんにやられたのでね。(須江のトレードマークである)あの背中を目指してやってきました。少しは大きくなった成果かなと思います」と話した。

もともと高校球児だった紙田は、社会人野球と並行して1993年にボディビルに参戦して日本トップクラスの結果を残したが、その後は野球部の活動に専念。昨年、約30年ぶりに競技に復帰した異色の経歴を持つ。

もっともこの期間もトレーニングは続けており、「継続するのに大切なのは、やはり目標を持つことだと思います。私の場合はストレス解消でしたが、結果としてこういう形になり、びっくりしています」と語っている。

ちなみに、このマスターズ選手権において全階級のオーバーオール優勝を決するようになったのは2022年からだが、全て50歳以上級の選手が勝者となってきた。60歳以上の選手がトップに立つのは紙田が初であり、「かっこいい。60歳を越えても紙田さんのような肉体でいたい」というような若い選手の声が、SNSでも多く集まった。

「今年はこれで終了、いったんゆっくり休んで来年のことは妻と一緒に考えます」との言葉を残し、広島を去った紙田。再びマスターズの舞台で、衰えるどころか進化を続ける肉体を拝めることを期待したい。

文・写真/木村雄大