運動会のお弁当でパフォーマンスアップ。やりすぎ注意!【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第9回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。ゴールデンウイーク(GW)の日曜日、いかがお過ごしでしょうか?

GWって「ガンガン働く(GANGAN WORK)」という意味ですよね? 学生時代から連休とは無縁の生活をしてきたため、休み方がよくわかりません。今年は最大9連休と言われますが、9日も筋トレをしなかったら悲劇ですよ。休むことに不安を感じる私としては、続けて休んでも平気なメンタルの持ち主がうらやましいです。

それはさておき、GWが終わると運動会シーズンがやってきます。早起きして場所取りのために開門の数時間前から並ぶ。全国のお父さんたちはそんな経験があるのではないでしょうか? 場所取りを終えたら任務完了みたいな気分になり、いざ運動会が始まったら寝ているというお父さんを毎年見かけます。ご苦労様です。

お父さんの役割が場所取りなら、お母さんの役割はお弁当作り。唐揚げ、卵焼き、タコさんウインナーなどのマストアイテムをはじめ、どんなおかずを用意するか? あるいはおにぎりの中身をどうするか? デザートのフルーツは何にするか?と、頭を悩ませることもあると思います。

運動会のお弁当は美味しく楽しく食べられるのが一番ですが、どうしてもアスリート視点で、競技と競技の合間の栄養補給という見方をしてしまう自分がいます。後半の競技でより高いパフォーマンスを発揮するためには、お昼に何を食べたらいいのかと考えてしまいます。

©karin- stock.adobe.com

運動に必要なエネルギーとなるのは糖質。糖質はご飯やパン、麺類などの炭水化物に多く含まれます。ご飯はGI値(グリセミック・インデックス=食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを測ったもの)が高く、すぐにエネルギーとなります。つまりおにぎりは比較的すぐにエネルギーに変わるので、午後の部で力を発揮するためにもお弁当のマストアイテムとして正解と言えます。ちなみにご飯よりもGI値が高いのが食パン。お弁当にサンドウィッチをチョイスしている家族がいたら、運動会にかける本気度が高いと思っていいでしょう。さらに高いフランスパンを食べていたら、その家族はガチです(冗談ですよ)。

フルーツでいえば、バナナもGI値が高く即効性のエネルギーとなるので、デザートにオススメしたいです。パイナップルはバナナ以上にGI値は高いのですが、子供の手がベタベタになるし、食物繊維でお腹もゆるくなりそうなので、あまりオススメできません。

この糖質をエネルギーに変えるためにはビタミンB1が必要です。ビタミンB1を多く含む食材の代表格は豚肉。豚肉のアスパラ巻き、豚のしょうが焼きなどをおかずに入れると、より高い効果が得られるかもしれません。また、午前の部の疲労回復という意味では、ビタミンAやビタミンCも補給しておきたいところ。豚肉とのセットで紹介したアスパラや、トマト、ニンジン、ほうれん草など、色の濃い野菜に多く含まれているので、うまくおかずのメニューに入れ込みたいですね。

というわけで、エネルギー、疲労回復を視野に運動会で高いパフォーマンスを発揮するためのお弁当のメニューを考えてみましたが、実際に作るお母さんに、朝の忙しい時間にそんなことを言ったら確実に張り倒されるのでやめておきましょう。子供が好きなものを食べて元気に頑張ってくれるのが一番です。

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。