お酒との上手な付き合い方【川﨑泰代の美筋食 第21回】




「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。身近なテーマに関する質問に答えてもらいます。今回のテーマは中年太りの改善法について。

Q.中年太りが気になって休みの日は走るようにしているのですが、仕事の付き合いで飲み会が多く(週3~4回)、お腹がへこみません。飲み会でのつまみの選び方、あるいは休日の食事で気をつけることで改善は可能でしょうか。

A.お休みの日は運動をされているようですが、どうしても飲み会であったり、接待だったりがあると、食事も不規則になってしまうと思います。飲み会のときにおすすめのおつまみは枝豆、冷ややっこ、スティックサラダ、冷やしトマト、スルメなどです。まずビールというのはプリン体が多いので、お腹がへこまない理由のひとつです。また日本酒は糖質なので、ご飯を食べていなくてもそこで糖質を摂っていたら意味がなくなります。そこをおつまみでカバーするために、アルコール分解を促進させることができるのが、枝豆のビタミンB1です。ビールのおつまみが枝豆というのは、実は理にかなっています。お酒は飲んではいけないとは言えませんが、やっぱり飲みすぎるとコレステロール値も上がってしまうので、適度にお付き合いしながら、量を考えていただきたいと思います。

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飲み会といえば、よく聞くのが「飲んだ後の締めのラーメン」。これは論外ですね(笑)。飲み会を断るのは難しいこともあると思いますが、翌日のことを考えてラーメンは控えてください。最近は「締めのパフェ」というのもあるそうですが、こちらも同じく遠慮したほうがいいでしょう。せっかくお腹をへこませようと運動もされているということでしたら、そこはセーブすべきです。
前日に飲みすぎ食べすぎたなと思ったら、1~2日かけてコントロールしてみてください。休みの日だけではなくて、日々適度な運動するといいですね。また飲んだ次の日に汗をかこうとしてサウナに入るのは危険です。アルコールは水分ではないので、サウナで汗を流そうとすると、脱水になってしまう恐れがあります。そこは気をつけていただきたいです。

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