ボディビルだけじゃない!パワーリフティング3年生コンビ・荻久保大輝&シルバ英樹【学ボ応援:日体大バーベルクラブ編】

学生ボディビルを応援する連載、その名も【学ボ応援団(GKB応援団)】! VITUP! の連載でおなじみ、バズーカ岡田が顧問を務める「日体大バーベルクラブ」には、ボディビルだけではなくパワーリフティング競技を行なうメンバーもいる。今回は3年生の荻久保大輝君&シルバ英樹君に話を聞いた。

パワーリフティングは記録が数字で見える
「努力は裏切らない」という言葉が合う競技

――お二人はバーベルクラブでパワーリフティング競技を行なっているわけですが、そもそもこの競技をやり始めたのはいつ頃からですか?

荻久保:僕は去年の7月くらいに競技を始めて、ベンチプレスの大会に出て、今年はパワーリフティングの大会に出ます。1年生のときはボディビルをやりたいなと思っていたのですが、2年生の夏にこっちも面白いよと誘われたんです。
シルバ:自分は高校1年のときに部活で始めて、それからずっとやっています。もともと空手をやっていて、その補助トレーニングみたいな感じで始めたのがきっかけです。高校生のときから大会には出ています。

――パワーリフティングの魅力は何でしょうか?

荻久保:僕はボディビルを目指していたのですが、体を絞ることがちょっと大変だと感じていたこともありました。パワーリフティングは自分の記録が数字ではっきりと見えるので、自分の位置がわかりやすい。モチベーションを保ちやすいということもあります。
シルバ:自分も同じですね。数字が結果の競技なので、努力したぶんがそのまま結果に表れやすい。「努力は裏切らない」という言葉が合う競技だと思います。

シルバ英樹君

――なるほど。この日体大バーベルクラブに入って良かった、と感じることはありますか?

荻久保:たぶんパワーだけをやろうとしたら人数も少なくて、小さな部になってしまうと思います。でもこうやってボディビルの子も含めて仲間がたくさんいて、定期的に集まれる場所があるのはいいことです。みんなとの交友関係もそうですけど、ボディビルの人たちが頑張っているのを見ると、自分たちも頑張らなきゃいけないとモチベーションにつながります。競技は違いますが、お互いを高め合っていける環境であると思います。

――お互いの情報交換もしたりしますか?

荻久保:それがちょっと課題で、これまで実ははあまりなかったんです。だから今年度は、お互いの意見を取り入れて、一緒に研究していこうとみんなで話しています。
シルバ:高校のときは、自分の周りにいるのがパワーリフティングの子だけだったのですが、バーベルクラブに入って、ボディビルの人たちと関わることが増えて視野が広がった気がします。ボディビルにはボディビルの考え方があって、パワーにはパワーの考え方がある。どちらがいいとかではなく、共有しあって高めていくことが必要だと思います。

――パワーリフティングの選手同士はいかがですか?階級は違うと思いますが、お互いのライバル関係とかもあったりします?

荻久保:シルバのほうが階級は1つ上ですけど、負けたくないっていう思いは常にありますね。
シルバ:自分もけっこう周りを意識するタイプなんですよ。一緒に練習しているときは、MAX重量をかぶせてみたりとか、よくしますね(笑)。
荻久保:基本的には僕のほうがスタートからして下なのですが、段々とベンチプレスだけでも彼に近づけられるようになってきています。焦りみたいなのはないですけど、もっともっとやらないと!と思うことはあります。
シルバ:自分は、正直焦りますね(笑)。周りをかなり気にしてしまうので。自分は3種のパワーリフティング競技をやっているのですが、彼はベンチプレスだけなんですね。3種をやっているぶん、スクワットとデッドリフトにも時間を割かないといけないこともあり。

荻久保大輝君

――3種目で、得意や不得意みたいなのはありますか?

シルバ:競技をはじめたときから今も、実はベンチプレスが苦手なんです。

――ベンチが苦手とは珍しいですね。

シルバ:そうですね。胸のトレーニングとしてやるのは好きなんですけど、競技としてやると、腕が長さとかの問題もあるので。好きは好きなんですけど、競技としては苦手な部類に入ってしまうという感じです。

――最後に、今後の抱負を教えてください。

荻久保:今年は神奈川県で全日本のベンチプレスがあります。去年は競技をはじめたばかりであまりうまくいかないことも多くて順位は良くなかったので、今年は優勝して、来年にチェコの世界大会に行くというのが目標です。長期的な目標としては、一般の部で83キロ級の世界チャンピオンになることです。
シルバ:自分は今年また世界大会に挑戦したいです。そこでの表彰台……いや優勝を目標にしています。大学を卒業しても競技はもちろん続けていきますけど、指導者としても活躍できたらなと思い描いています。

取材/ちびめが 文・写真/木村雄大

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