トレーニーの努力が凝縮された布!?【筋トレ女子会 ぶっちゃけトーク! Vol.5】




ゴールドジムに通うキャリアウーマンの酒井さん、コンテスト出場経験もあるOL、花しずかさんが筋トレ女子の日常について語るこのコーナー。今回は、手首に巻くパワーグリップや革製のベルトなど、トレーニーの必需品について。
聞き手/VITUP!編集部

 

<写真左>花しずか
1986年8月17日、東京都出身。トレーニング歴は約2年。コンテスト出場を機に“筋肉の世界”にガッツリはまり、「10時と3時のおやつはプロテイン」という筋トレ大好き系OL。趣味は映画鑑賞、テニス、格闘技。好きな種目はベンチプレス。

<写真右>酒井菜穂子
1976年9月24日、熊本県出身。普段は金融系の企業に勤めるキャリアウーマン。トレーニング歴は約3年。“巨乳”になるべくインクライン・ダンベルフライで大胸筋上部を強化中。趣味はDIY、アロマキャンドル作り、石鹸作りと気になるものはなんでもやってみる性格であるも、熱しやすいが冷めやすく…。「ただ、トレーニングだけは長く続いています!」
 

――「マッチョじゃない人とは、だんだんと会話が成立しなくなってきた」って、一体どういった生活を送っているんですか!?

花 仕事をして、ジムに行って、自宅に戻って、一日が終わる、みたいな。土日もジムには行っています。

――ジム通いを続けていると、荷物が増えていきませんか? 必然的に大きめのバッグを持ち歩くようになりますよね?

花 そう! 会社に大きなバッグを持っていくと「今日もジムに行くんだ?」って言われます。ウェア以外にも、ベルトとかも入っているから。

酒井 パワーグリップとかね。

花 パワーグリップ、プロテインを飲むシェイカー、一通り持っていきます。

――トレーニング歴が長くなるにつれて、そういったグッズが増えていきます。

花 そうなんですよ! どんどんと増えていきます。

――背中のトレーニングを行う日、マッチョ界でいうところの「背中の日」にパワーグリップをジムに持っていくのを忘れたら……。

酒井&花 最悪~!

――パワーグリップを使うと握力を酷使することなく「引っ張る種目=背中のエクササイズ」ができるようになりますからね。「背中の日」の必需品です。

酒井 パワーグリップを忘れても、背中のトレーニングはやる?

花 ほかの部位をやるか、ジムに知り合いがいれば借りる。

酒井 借りるか。借りる……、そうね。

――他人のギアを使うことに抵抗感は?

酒井 ベルトには、いろんなものが染みついていそう……。

花 パワーグリップはかなりヤバイですよね。あの、手首にくる布の部分。

酒井 あ~、そこって、その人の汗を受け止めている場所ですからね。

花 うん。「俺の努力がこの布の部分に凝縮されています」みたいな。

とあるトレーニーのバッグの中身。革製のパワーベルト、トレーニング中に飲むドリンク用のボトル、プロテイン用のボトル、パワーグリップ、手首に巻くリストラップ。ほかにもシューズやウェアなどが入っている

酒井 それ、私は使えないなあ……。革のパワーベルトはどうなんでしょうね? あれって女性用もあるの?

花 男性用、女性用というより、サイズで選ぶことになりますね。

――酒井さんはパワーベルトは使っていないんですか。

酒井 使ってないです。だから私、トレーニングはけっこうテキトーなんですよ。布製のパワーベルトは持っているんだけど、巻くと息苦しくなって。

花 苦しいですよね。

酒井 それに、腹圧のかけ方がいまいちわからなくて。だから今はベルトを使わずに、自分で腹圧をかけられるようになる練習をちゃんとしたほうがいいだろうと。

――重たいものを持ち上げるときは、腹圧の使い方がキーになってきます。その腹圧をサポートしてくれるのがパワーベルトです。

酒井 そもそも私は「ビッグスリー」と呼ばれる種目をやり込んではいないんです。

――マッチョ界の「ビッグスリー」といえば、タモリ、たけし、さんまではなく、ベンチプレス、デッドリフト、スクワットを差します。

酒井 そのなかで私がやっているのはベンチプレスくらいです。スクワットもデッドリフトもやらないから。

花 ベルトは必要ない。

酒井 そう。ヒザを痛めていたから、スクワットは怖くてあまりできないんです。たまに40㎏くらいの重量でやることがあるんだけど、そのくらいの重さだとベルトなしでもできちゃうし。

花 デッドリフトは?

酒井 腹圧を使うのがヘタだったから、デッドリフトをやるといつも腰が痛くなって……。腰を反らせちゃうんです。だから、負荷をすべて腰で受け止めてしまうことになって。

花 フォームが崩れちゃうんですね。トレーニングをやっていて壁を感じたときは、パーソナルトレーナーさんについてもらうもの、一つの手ですよね。一人では持てない重量をトレーナーさんに補助してもらって上げると、次からは同じ重さが軽く感じるようになる。

酒井 私はインクラインのダンベルフライをずっと7㎏でやっていたんです。トレーナーさんについてもらって8kgでやるようになって、それが今では12㎏でできるようになった。

花 女性で5kgも使用重量が伸びるって、すごいですよ。

酒井 たまに14㎏でやることもあるんだけど、胸よりも先に前腕の筋肉が疲れてきちゃうんです。

花 わかるわかる!

酒井 ダンベルを持つのに精一杯。

花 女性は男性に比べると握力が弱いですからね。

酒井 そう、ダンベルが握れなくなってきちゃう。本当はもっと鍛えたいのにね。