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「かわいい服よりメンズもの」 格闘美ボディFILE①【平田樹】

AbemaTVの『格闘代理戦争』3rdシーズンで優勝し、格闘技イベント『ONE Championship』のプロ契約を勝ち取った総合格闘家(MMAファイター)の平田樹選手。柔道をバックボーンに持ち、プロデビューが決まってから身体に複数のタトゥーを入れるなど、気合い十分。圧倒的な強さとクールな表情から、マンガ『ドラゴンボール』に出てくる『リアル人造人間18号』とも呼ばれている。彼女のトレーニング理論と強さに迫る。

――格闘技のこれまでのキャリアから教えて下さい。

平田:6歳から講道館の春日柔道クラブで柔道を始めて高校卒業の12年間やって、MMAはもうすぐ2年経ちます。柔道は兄が先に始めていて、私はつねに付き添いで行っていたところ、ついでで私も始めました。柔道の面白さは全然感じなかったのですが、もともと身体を動かすことが好きだったのでどんどんやっていくうちに楽しくなっていきました。

――柔道の成績を教えてください。

平田:小学生の時に全国大会3位となり団体戦によく出ていて、結構いい成績を残していました。中学の時は3年間、関東大会に出て、高校進学して創志学園柔道部ではインターハイにも出場しました。高校には柔道の推薦で行かせてもらったので学校の授業に出るよりも練習のほうが多かったです。

――柔道はかなりパワーがないと全国のトップで闘っていけませんが、パワー、フィジカルも強い方でしたか?

平田:凄く重要だと思ったので、身体作りは強化していました。トップとやっていくためには技術が必要だと思ったので、高校生の時は大学生とずっと練習していました。

――部活だとウエイトトレー二ングに力を入れていましたか?

平田:そうですね。ランニングよりも好きなウエイトに力を入れていて、プロテインを飲んでボディビルダーの動画を見ながらやっていました。当時は自重トレーニングではなく器具を使ってデッドリフト、スクワット、ベンチ、重りを付けての懸垂、ロープに登ったりしてました。今は全然ウエイトをしないので筋肉が落ちているため体重は軽いですが、当時は65kgあったと思います。今は器具を使わないことでナチュラルの筋肉が付いてきたかと。試合でもスタミナ勝負ではなく、パワーで勝負するタイプでしたね。

 

――筋肉は付きやすいタイプでしたか?

平田:兄が凄い身体なので、私も普通の人よりも筋肉が付きやすいタイプなんだと思います。筋トレは趣味みたいなものでしたね。

――筋肉が付くと女性らしいかわいい服が着れないなどの悩みはなかったのでしょうか。

平田:全然嫌ではなかったです(笑)。周りもみんなゴツかったのでその中に混ざっていたら何とも思っていなかったです。兄が着ていた服がお下がりでくるので、そればかり着てましたね。だから家にあるのはメンズばかりなんですよ。高校3年の夏の大会が終わってから、よし痩せようと思って筋トレを止めてずっとランニングだけにしていたら10kgぐらいで痩せてしまって、その時はやっぱり痩せていた方がいいなと思いましたね(笑)。でも、柔道していたら痩せていた方がいいとは思わないですよね。仕上がっている身体を見ると『今日もキレてるな~』なんて思って喜んでました。

――今も女性の服にはあまり興味はない?

平田:そうですね。筋肉が付いているとかわいい服は映えないですから。今もその意識は変わらないので、かわいい服よりもメンズものを着るようにしています。

――どの部位に筋肉が付いていたら嬉しいというのはありました?

平田:今も昔もそうですが、足よりも、腕、肩、背中などの上半身ですね。学生の頃は、一緒に練習していた大学生みんながボディビルダーふうに身体が凄くて練習前と後には必ずプロテインを飲むのですが、そういう姿を見習って私も鍛えてましたね。あと、食べ物も凄く気を付けていました。自分は寮に入っていてご飯が全然美味しくなかったので、プロテインで補えるものは取るようにしていましたし、近くにあったコンビニでささみを買って食べていました。

――筋肉を付けるために一番摂取していたものは?

平田:プロテインとささみですね。みんなでYouTubeを見て摂取の仕方を学んでいました。夜になると携帯が回収されちゃうので、寮のテレビでYouTubeが見られるのでみんなで集まって見てました。

――最近は筋トレをやっていないということですが、それはなぜですか。

平田:ジム代表の横田(一則)さんに、ここに初めて来たときに、スピードが落ちるからとの理由で器具を使った筋トレ止めろと言われたんです。そこから全くやらなくなったことでナチュラルな身体になり始め、ジムでは腕立て、TRX、懸垂などの自重トレばかりです。でも週一回のパーソナルで三軒茶屋にある石井道場で筋トレをお願いしていて、そこでは体幹トレーニングやチューブトレーニング、あまり重量をかけないでベンチプレスもやります。

――試合では筋肉があった方が戦いやすいと感じたことはないですか?

平田:浜崎朱加(=元RIZIN女子スーパーアトム級王者。元Invicta FC世界アトム級王者。元DEEP JEWELSストロー級王者)さんも筋トレをやっていると言ってましたし、自分としてはウエイト・トレをやりたいですし、外国人選手とやっていくならやっておいた方がいいとは言われているので、体幹が付く筋トレはやるようにしています。

――握力を付けるトレー二ングは?

平田:とくにやらないです。柔道時代は柔道着をぶら下げて懸垂したり、ロープを登って握力を磨いていましたが、今はやっていないので昔のように登れる気がしませんね。

――好きな種目はありますか?

平田:走ることは何が面白いかわからなかったので、走る以外は何でも好きです。短距離はまだいいのですが、長距離は走っていると飽きてしまって全然面白くないですし、何年走っても速くなっている気がしません。

――ランニングマシンでも苦手?

平田:勝手に機械が動いてくれるのでランニングマシンは好きですね。自分で走るのはダメですね。休みの日も走って3kmぐらいですぐに飽きてしまいます。今日走ろうと思った時じゃないと走らないので何人も続くことはありません。

――柔道時代もそんなに走っていなかったのですか?

平田:みんな走ってましたが、私だけは遅かったですね。

――苦手な種目は?

平田:長距離走以外はとくになかったです。

――長距離走が苦手だと、格闘技で長期戦になると苦手だと思うことはないですか?

平田:そこは気合いで乗り切るんです(笑)。浜崎さんも全く走らないタイプで自粛中も普段も全く走ってないと言われてました。長期戦に強いタイプの選手はめちゃ走っているんだろうな、長距離めちゃくちゃ速そうと思っていたら、違ってました。試合とランニングは全く別物だと思いましたね。キックボクサー、ボクサーは走りますが、MMAファイターは階段ダッシュくらいで、あまり走っていると聞いたことがないですよね。どうしてなんでしょう⁉

――試合中にスタミナが欲しいと思ったこともない?

平田:最低限走っているからか、試合中にあまり疲れないですね。

――おそらく柔道時代に基礎ができているからなのでしょうね。

 

第2回に続く。次回は、試合前に絶対欠かさない意外な食べ物。

取材&撮影・安村発

K-Clannホームページ

 

平田 樹(ひらた・いつき)
1999年8月24日、東京都出身。K-Clann所属。MMAファイター。小学1年生の時に柔道を習い始め、高校時代に創志学園柔道部でインターハイに出場。高校卒業後、横田一則が主宰する総合格闘ジム『K-Clann』の門を叩いた。AbemaTVの『格闘代理戦争』3rdシーズンに出演して、3連続一本勝ちで優勝賞金300万円とONE Championshipのプロ契約を勝ち取った。マンガ『ドラゴンボール』のキャラクター『人造人間18号』のコスプレをして、大きな注目を集めた。