定期的なサイクルで発生。インフルエンザで紐解くパンデミック




ここまで簡単にインフルエンザのことを紹介してきましたが、実は少し気になるデータがあります。パンデミックを起こすインフルエンザにはある一定のサイクルが存在するのです。

全世界で2000~4000万人が亡くなったと言われるスペイン風邪が猛威を振るったのが1918年~19年。それから約40年後の1957~58年に約200万人の命を奪ったアジア風邪が流行。その約10年後の1968~69年には香港風邪が流行り、約100万人が亡くなったと言われています。

そして記憶に新しい2009年の新型インフルエンザでは、およそ2万人が命を落としました。最初のスペイン風邪から40年後にアジア風邪、その10年後に香港風邪、その40年後に新型インフルエンザ。

40年→10年→40年というサイクルで大きなインフルエンザが発生しているため、新型インフルエンザの流行から10年後の2019年、その前後あたりに、猛威を振るうようなインフルエンザが流行するのではないか?とも噂されています。

こうしたインフルエンザは突然何かが起こって拡大していくものであり、クリアな対処法がないため広がってしまいます。パンデミックを防ぐためには一人ひとりの予防がとても大事になります。

風邪が流行りだしたらマスクをしたり、手洗いやうがいをしたりすること。あるいはアルコール消毒をするなどの予防をして、ウイルスを体に入れないようにすることが大事です。予防接種もそうですが、普段の生活からインフルエンザ予防をして健康に過ごしましょう。