長趾屈筋(ちょうしくっきん)




 

長母趾屈筋の内側を走る深層筋。足裏で腱が4本に分かれ、第2~5趾の末節骨底で停止する。

足関節の底屈、内反の他、第2~5趾の屈曲に作用する。

長母趾屈筋とともにバランスを取る動きや、足裏のアーチを保つ働きを持つ。

下腿内側筋群の疲労による柔軟性低下、とくにヒラメ筋を主として後脛骨筋、長趾屈筋付着部が脛骨表面の骨膜を牽引して骨膜炎を起こし、下腿内側の痛みを発生させることがある。

シンスプリントと呼ばれるもので、ランナーの発生頻度が高い。

<起始>

・脛骨後面中央

<停止>

・第2~5趾骨の末節骨底

<支配神経>

・脛骨神経(L5~S1)

<主な働き>

・第2~5趾の屈曲

・DIP、PIP、MP関節、足関節の底屈、内反

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