ミノワマンが語るリアル超人への道Vol.5 入門テスト不合格の真相と、階級制への違和感




「入門前に厳しさを知ることができてよかった」

―晴れてパンクラスに入門することになったわけですが、じつは第6回入門テストの時点ですでに合格レベルだったと聞いています。ただ新弟子の寮がいっぱいで、不合格にするしかなかったようですね。

「寮が満室でそれで不合格になったという話は、入門して2年後くらいに聞きました。でも、あの時に合格していたら続けられたかどうかわかりません。誠ジムでリング設営などの経験ができたことも大きかったですし、誠ジム時代に3泊4日の日程でパンクラスの合宿に参加させてもらったことがあるんです。その時に練習のキツさ、レベルの違いを感じたこともあって、このまま続けられるのかって悩んだことがあるんです。入門する前に、それらを知ることができたので結果的によかったと思いました」

―当時のことで他に何か覚えていることはありますか。

「入門した時にすでにデビューしていたので髪の毛が長かったんですけど、船木(誠勝)さんから『入門の儀式だから』ってことで坊主にしてもらったんです。ただ、前髪の1ヵ所だけ髪の毛が残っていて…、その状態で『3日間そのままで』って言われました。隠したらダメということで、前髪がピョロっと出ている状態で買い物とかもそのまま行きました(苦笑)」

―無事に入門をはたしたわけですが、なかなか結果が出ずに98年10月に東京道場から横浜道場に移籍となりました。

「トレードですね。僕と國奥(麒樹真)さんが横浜、長谷川さんと渋谷(修身)さんが東京に移籍になりました」

◆鈴木みのるから言い渡された打撃禁止令