【Road to 100㎏】2022年6月のミノワマンVol.2「パワーがついて闘いやすくなりました」




 —では実際のトレーニングはいかがでしょうか。

「メニューなどは以前と同じですし、頻度も変わらず週に4~5回です。ボディビル的な考えで、週4日なら体を4分割して鍛える部位が連続で重ならないように調節しています。僕の場合は筋力も持久力も両方なので、高重量、高回数と両方やっていますね。時間は基本2時間以内に設定しています。前は3時間半とか延々とやっていましたけど、スパーリングとか筋トレ以外の練習もやらないといけないので、ダラダラするのではなく時間は区切るようにしています」

—ヘビー級を目指すとなると、やはり持久力が課題になると思いますが95㎏でも動けている感覚はありますか。

「スタミナも今のところ気にならないです。競り合いの部分で前より競り勝てますし、単純に腕力も強くなったのでパワーがついて闘いやすくなりました。もちろん、これから体も慣らしていかないといけないですし、今がベストだとは思っていません。体重を増やすのと同時に、スタミナ面も考えたトレーニングもいろいろ考えたいと思います」

—数字的には大幅な変化は見られないかもしれないですが、1ヵ月後に向けての目標があればお願いします。

「今お話ししたスタミナやスピードなど、動きを意識しながらの練習ですね。体重に関しては停滞する可能性もあるので95㎏のままかもしれません。ただ、そこは無理しないように注意しようと思います。体が体重に慣れるという意味でも停滞期は必要だと思っているので、そこはあまり気にせず調整を続けたいと思います」

取材・文/松浦俊秀
写真提供/ミノワマン

ミノワマン(みのわまん)
本名:美濃輪育久。1976年1月12日、岐阜県出身。175㎝。92㎏。フリー。戦績/117戦63勝(43S、11KO)45敗9分。パンクラス 第5回ネオブラッド・トーナメント優勝、初代BSFミドル級王者、DREAMスーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜優勝。公式twitter。YouTubeチャンネル「ミノワマン ワールド / Minowaman World