「自分に合ったステージ」は必ず見つかる。SBCはエンタメ満載のコンテストを展開【プレイバック2023】




今年も、数多くのボディコンテストが開催された。

それぞれの団体が独自のコンセプトを設けて、団体の中で理想とするボディを掲げ、出場選手たちは競い合う。どこの団体が優れていて、どこかが劣っているということはない。ある団体で評価されなくても、他の団体のコンテストでは輝く選手もいる。「自分に合った団体を選ぶ」というのは、ここ数年のフィットネスの隆盛の中で重要なキーワードとなっているだろう。

【フォト】華やかなビキニのステージ。SBC決勝大会に出場した女子選手たち

その中でSuper Body Contest(SBC)は、よりエンタメ性に重きを置いたコンテスト団体だ。出場選手たちはPerfomerと呼ばれ、全選手に約10秒間のフリーポーズの時間が与えらえている。“フィットネス”である条件の下で、筋肉をアピールするもよし、スポーツやダンス的な要素を持ち込むのも良し。自分の好きなようにで、己のボディをアピールできるのだ。

今年は4月の千葉大会に始まり、初の沖縄大会を含めて全国各地で10大会を開催。その集大成の決勝大会「SBC FINAL」では、各カテゴリーの優勝者たちがそれぞれ個性的なパフォーマンスを披露した。

男子SBC部門を制した高橋秋裕は、鋭いパンチやキックからの「かめはめ波」を披露。彼はもともと格闘家であり、孫悟空のような「最強の男」を目指してトレーニングを重ねている。

女子SBC部門の頂点に立った田中香織は“ムキムキポーズ”が武器。現在52歳だが、元気の象徴とも言えるステージングが彼女の特徴であり、観る者に勇気を与えるようなポージングを各大会で披露してきた。

SBCならではとも言えるデニムを着用するカテゴリーを制したIGUは、アイドルグループ「B2takes!!」のメンバー。鍛え上げられた身体をベースに、女性ファンを魅了するセクシーなポージングで黄色い歓声を集めた。

その他にも全国各地の大会で個性的なエンタメ×フィットネスのパフォーマンスが見られ、「今日はどんなステージが繰り広げられるのだろうか」と観客にとってはわくわくする日々となった。決してボディビルやビキニフィットネスだけではない、SBCに限らず、来年も彩り華やかなボディコンテストをさまざまな場所で展開されるのを楽しみにしたい。