アニキ、かっこいいっす! 関西の盛り上げ番長はいつまでも孫のためにポーズを決め続ける【SBC兵庫】




Super Body Contest(SBC)ならではと言えるカテゴリーが、デニムを着用でステージに立つ「DENIM部門」だろう。ボディラインや筋肉のカットはもちろん、ファッション性が重視され、これまでの優勝者はみなそれぞれ、個性あふれる“雰囲気”を醸し出してきた。7/2(日)に兵庫・神戸ポートオアシスにて開催された兵庫大会の当部門のLEGEND(男子40歳~)クラスを制したのは、“SBCのアニキ”として多くの選手に親しまれる池田剛だ。

【フォト】これぞアニキ、かっこいいデニムがよく似合うボディ!

「パフォーマンスとアイデアで勝てたと思います。デニムをいかにかっこよく映し、パフォーマンスとして魅せられるか、それはつねに研究してきました。体は大きくはないですが、それでも大きい人に勝てるように、弱みを隠せるようなポージングも意識しています」

池田がそう話すように、筋肉美を争う「競技」ではあるが、SBCではエンタメ性へのこだわりも余念がない。とくにDENIM部門の予選審査においては、一人一人のフリーポーズと全員が並んでの規定ポーズ、さらに「Show of the pose!」で全員が並んでフリーポーズを行なった後、全員がセンターに集まりポーズを決めるのが通例になっている。その際には毎大会選手の誰かが先導するのだが、「関西にはアニキしかいない」と満場一致で託され、見事に会場全体を盛り上げた。

クラス優勝をはたし、Champion of the show(総合優勝)を決定するステージに進んだが、「最初のポーズでゼッケンを落としてしまい、ちょっと頭が真っ白になってしまいポージングを間違えてしまい……。ただ、森脇(哲平)さんに完敗しましたが、自分としては十分、やりきりました」と、清々しさでいっぱい。「昨年の京都大会の総合優勝で、DENIMの重鎮である崔勝利さんにも勝てたのは嬉しかったです。今年はこれでいったんお休みして、また来年がんばります」とのこと。

「今年51歳で孫もいるので、いつまでもかっこいいおじいちゃんでいられるように」という言葉を残し、神戸を後にした池田。寂しさもあるが、再びアニキのステージを見られる日を楽しみに待ちたい。

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