剛腕アームレスリング女王・竹中絢音が『バース・デイ』に出演 強さの秘訣や私生活も明かされる




世界で活躍するアームレスラーの竹中絢音さん。2023年8~9月には『WAF世界アームレスリング選手権大会』のsenior女子-55kg級で左右優勝と世界を制した剛腕女子だ。そんな彼女が1/27(土)17時より放送のドキュメンタリー番組『バース・デイ』(TBS)に出演。日常、トレーニング、本番に至るまで“世界最強”を目指す様子が放送された。

【動画】驚きの片手懸垂! 世界一の剛腕女子・竹中絢音のトレーニング

番組はショッピングを楽しむ竹中さんのシーンからスタート。その光景はすぐに一変し、持ち前の剛腕で次々に相手をなぎ倒す試合風景が流れる。「女子の中で階級関係なく本当の世界一になれるように。世界最強になれるようにがんばっていきたいと思います」と語る竹中さんは、日頃から高みを目指し男性相手に練習を行なう。実力はもはや女子選手の域を凌駕しており、2022年の『AJAF全日本アームレスリング選手権』男子部門(男子A2-60kg級、右)で優勝と規格外の活躍を見せている。

ジムでのトレーニングシーンでは、背中、腕周り、下半身を中心に竹中さんの筋トレメニューが明かされる。実施するのはアームレスリングに特化したメニューだ。ダンベルをつかったトレーニングでは最高で26kgの重量を片手で挙げてみせ、ケーブル種目も力のかかり方が一方向にならないよう工夫している。自宅にもゴムチューブを常備、ロフトベッドにつかまり懸垂を行なうなど、日常から強さを追い求める様子が垣間見えた。

竹中さんのトレーニング風景(写真/本人提供)

そんな竹中さんの原点であり、自身のスタイルの基盤となっているのが岐阜にある実家だ。元アームレスラーである父の指導と年に約3回の手合わせで自身の基盤を築いている。日頃の道場での練習は実家でつくりあげた土台を試し、改良していく作業だという。

番組終盤では2023年11月の『JAWA全日本アームレスリング選手権大会』に挑む様子が放送され、圧巻の6階級優勝をはたした竹中さん。次に見据える目標は2024年4月のアジア選手権だ。

世界ではプロリーグが開催されるなど人気を誇るアームレスリングだが、日本での競技人口は約3000人と発展途上。竹中さんは「プロで活躍できるような選手になりたい」という目標も持っており、今後も圧倒的な存在となるべく歩みを進める。今回の放送を通して、剛腕女王の最強への取り組みがさまざまな角度から明かされた。

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